ここ数年お気に入りのマッサージ店があります。

ギターを習っていたときに、一つ上の階にある
マッサージ店にお試しに行ってみたらすごく良かったのです。

流行のクイックマッサージではなく、
おばちゃん二人が「あら、いらっしゃい。久しぶり~」と迎えてくれる
アットホームなお店。

普通、癒しサロンならば
ヒーリングミュージックでもかかっているのだろうけれど、
そこでは、テレビの音がバックグランドミュージックです。

お客さんが来るまでの時間、
マッサージベッドの手前の空間にある『居間』のようなところで、
おばちゃん達はテレビをみていて、
そのテレビの音がずっと流れているのです。

吉本新喜劇のときもあれば、ドラマのときも。。。

予約の電話をしても、決して名前を聞かれたことはなく、
「もし、私が到着するまでに誰かがお店にきたらどうするつもりなんやろ」
と思うけど、そんなことはおばちゃんは気にしていない様子。

さすが大阪のおばちゃん。

顔なじみになると、マッサージが終わってから
「お茶のむ~?」と冷蔵庫からお茶を出してくれる。
時には、「あめちゃんいる~?」とか。

お店というよりも、
知り合いのお家に行っているような不思議な安心感があり、
体がバリバリになる度にお世話になるのです。