国産ワインの表記が変わる | 燗酒好きのカピバラさんの日常

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福島県二本松と本宮の葬儀屋さんの隣でで酒屋をやっています。お酒の事、日常の気づき、趣味の読書の事など書いています。blogを見てお酒に興味を持って貰えたら嬉しいです。

こんにちは、福島県二本松市と本宮市の葬儀屋さんの隣の酒屋

勢州屋の4代目、太田きょうじゅです。

 

先日お店の定休日に山形県のワイナリーに行った時のこと(アポ無しで3軒巡ったら、2軒がいなかったという・・。)、はじめに行った南陽の酒井ワイナリーさんでこんな本が売ってらっしゃいました。

 



「日本のワイナリーに行こう2018」

この本、日本全国のワイナリーが掲載されていて、中にはこれからワイナリーを開設するために準備をしているようなワイナリーさんも掲載されていてとっても面白いです。ページ数もなんと276ページ!!(読み応え満点ですね)

 

この雑誌の中に”「日本ワイン」の新しいラベル表示”という記事がありました。内容的には、2018年10月から日本で作ったワインは「日本ワイン」という表示になるということ。

「今の国産ワインって表示と何が違うの?」って思われた方も多いと思います。

 

今現在使われている「国産ワイン」という表記って実は、日本で作られた葡萄100%じゃなくても表記できるんです。

もちろん日本で栽培された葡萄だけで造られているワインも含まれます!

 

この「国産ワイン」という表記の場合、

①日本国内で栽培された葡萄で、日本国内で醸造されたワイン

②海外から濃縮ぶどう果汁やワインを大容量で輸入して、日本で醸造したり、ワインをブレンドして瓶詰めしたワイン

の2種類があるんです。

 

①は、まさしく国産ワインであり、日本ワインだと思うのですが、②は少し違和感がありますよね?海外で栽培された葡萄を使って造られたワインが、なぜ国産ワインになるのか?

わかりづらいですよね?

それが、2018年10月から、日本で栽培された葡萄を使って、日本で醸造されたワインを「日本ワイン」と表記するように法律が改正になったそうです。

 

僕個人としては、海外のワインでも日本のワインでも予算と好みの味がマッチするのであれば、どちらが良いとか悪いということはないと思うのですが、お客さんに”意図しなくても”誤解を招く国産ワインの表記は改善されてよかったなと思ってます。

今現在、日本のワイン生産者さんは年々増えており、「日本のワイナリーに行こう2018」によると、2015年時点で260社を超えるワイナリーが日本全国にあるとのことです。

ワインの出荷量も近年で一番多かった2010年に並ぶ位の量を2015年に出荷していて(農林水産省関東農政局資料より)、以前と比べてワインが日常的なお酒として幅広い年代に浸透してきているように思います。

地元二本松にも「ふくしま農家の夢ワイン」というワイナリーがあり、近年郡山市やいわき市などでもワイナリーができたり、山形県や宮城県でも新しいワイナリーが出来てきているようです。ワイナリーの中には、見学や試飲のできるところも結構ありますので、休日にワイナリー見学などもこれからもっと気軽に行けるようになるかもしれませんね。

 

この「日本ワイン」の表記の法改正が、改めて日本のワインに興味を持ってもらえる機会になったら嬉しいですね。日本のワインも結構美味しいもの色々とありますからね。

そして、国内で意欲的なワイナリーさんがもっと増えてお酒を飲む楽しみが増えたり、休日のワイナリー見学がもっと日常的になったら良いなぁと思います。

 

日本ワインについて検索していたらこんなサイトを見つけました。ワイナリーの情報からワイン関連のイベント情報まで盛りだくさんのサイトですので、興味がありましたら見てみてください。もしかしたら、知らなかった自宅近くのワイナリーを見つけることが出来るかもしれませんよ。

ワイン専門店LOVEWINE

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

お酒を通して、皆さんに楽しい縁がたくさん結ばれますように!!

 

〒964-0912

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