こんにちは、福島県二本松市と本宮市の葬儀屋さんの隣の酒屋
勢州屋のきょうじゅです。
今日は、曇り空の二本松です。秋分の日ということもあり、朝からお墓参りのお花を買われるお客さんが多いですね。曇りで暑過ぎないのでお墓参りにはちょうどいい気温かもしれません。
さて、昨年から人気が続いている甘酒について今日は少し書いてみます。
テレビで栄養が豊富で体にいいという紹介をされたおかげで一時は品薄にまでなった甘酒ですが、未だに人気は継続中ですね。今でも2本3本、お客さんによっては1箱6本お買い上げになる方もいらっしゃいます。
そんな甘酒ですが、昔からよく聞かれることは、「アルコール入っているんでしょ?」という言葉です。昔、うちの店で売り出しの時に甘酒をお客さんに振舞ったときも、「運転だから飲めない」と言われました。
名前が「甘酒」ということから、お酒の仲間なんだろうという誤解があるようです。
一般に甘酒といっても、米麹から造るものと、酒粕から造るものがあります。
酒粕を水で溶いて、砂糖などで甘さを調節して温めたものが、板粕から作る甘酒です。こちらの酒粕から造る場合は、酒粕にお酒がまだ残っているので若干のアルコールが入っている可能性はあります。しかし、ゆっくりと温めますのでその際にほとんどのアルコール成分は気化してしまいます。
また、米麹から造る甘酒の場合には、麹菌というカビの一種の力を借りてお米のデンプンを糖分に変えることで造られますので、米麹から造る甘酒は基本的に砂糖などは足されていないものが多いです。ちなみに、デンプンを糖に変えるこの工程は日本酒造りでも行われています。もしかしたら、日本酒と同じ工程だということも甘酒にアルコールが入っていると誤解されている原因なのかもしれないですね。
しかし、日本酒造りと甘酒造りで違うのは、日本酒ではその後に酵母が糖分を食べてアルコールを生成する工程があることです。甘酒造りの時には、この酵母を投入しませんので麹菌が造った糖分はアルコールになることはなく、そのままあの甘酒の甘みになっています。
このように、米麹から造った甘酒はもちろん、酒粕から造った甘酒でもアルコールが残っていることはほぼありません。米麹から造った甘酒であれば、運転する前に飲んでも、また小さいお子さんが飲んでも問題ないです。
もし、アルコール入っているから興味あるけど甘酒飲まないと言う方がいらっしゃったら、ノンアルコールですのでぜひ一度飲んでみてください。甘酒は、江戸時代には夏の栄養補給に飲まれていて、夏の季語にもなっているくらい栄養豊富ですので、オススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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