天才シェフ ミクニ

 

 

今年末でレストランを閉めるそうですね。

 

たしか36~37年前、まだミクニシェフが四ツ谷の住宅街に「オテル・ド・ミクニ」をオープンして一年も経っていなかったのだろう。

 

たまたまTVで天才シェフ・ミクニの特番を放送していたのを観た。

 

 

 

当時は常識外だったフレンチのレシピをTVカメラにすべて映させる。

 

 

「レシピを見せてもいいんですか?」 というレポーターの質問に対して、

 

 

「これは見せても人には真似できない。自分にしかできない瞬間の料理だ」と語っていた。

 

 

 

 

また当時、スイス銀行の金庫を破るよりも予約を取るのが難しい店と言われていた世界最高のフレンチレストラン
「オテル・ドゥ・ビィル・ジラルデ」のフレディ・ジラルデにレポーターがミクニシェフのことを聞くと、


(だったか、アラン・シャペルだったか、記憶が定かではないw)



「将来最大のライバルになるかもしれない人物のことを誉めると思うか?」(たしかこんなニュアンスでした)と言って最大の賛辞を送っていたのでした。


 

そんな番組を観てこれは凄い❗️ と思い、当時の一流好きの師匠に話してみたところ、「すぐに予約を取れ」と(笑)

 

無事に予約を取って連れていってもらいました。




当時はまだミクニシェフがバリバリで先頭にたって料理をしていた時。


 

その料理の味わい深さに、超一流とはこういうものなのかと、当時若かった私には、心の奥深くにジンワリと感じるものがありました。
 

 

その後も東京在住の時には何度か足を運んだことがありましたが、神戸に帰ってからは行けていません。
 

メイン料理のみならずスイーツも絶品でしたね😋



 

それ以降も有名フレンチレストランに行く機会が幾度かありましたが、日本人向けにアレンジされたミクニシェフの味が私には合うようで、ミクニ以外のフレンチには興味を失いました。
 

(と言えばカッコいいですが、元来赤提灯🏮が好きなので、高級料理は向いてない🤣


 

華やかに見えるその人の人生も、花を咲かせるまでには相応の苦労や努力をしないと美しく深みのある花を咲かせることはできない。


好き好んで苦難の道を選択する人は少ないでしょうが、

好む好まざるとにかかわらずやってきた困難も、振り返ってみればそれを乗り越えた分だけ人間に深味厚味が出てくるものです。


 

ミクニシェフは、天才は天才でも安易に天才と言うには憚れるほど人の何倍もの努力をされている。それを苦労とは思わず楽しんでやっていたと記載されています。嫌々やっていては到底到達できないレベルであることは言うに及ばず。
 

 

 



超一流と言われる人の生き様から学ぶこと多しです。

 

3年後、再び現地に違った形態でお店をオープンするとのこと。

 

その時、またぜひ訪れたいものです。

予約が取れれば😊