先日、このような質問を受けました。
クライアントさん:「毎日ライオンあくびをしています。しばらくやらないでいると、ライオンあくびの効果がよくわかるのですが、毎日続けていると効果がよくわからないんです。続けた方がいいんでしょうか?」
私:「毎日ということですが、それは頭でやらなきゃいけないと思ってライオンあくびをやっているのですか? それとも体の要求、やると快適だからやっていますか?」
ク:「ライオンあくびはそれほど時間もかからないし、負担にはならないので、ストレッチ等と併せて日々ルーチン化しています。」
私:「体の声を聴いていますか?」
ク:「いえ、毎日習慣化しているので、もう考えずに習慣化してやっています。」
たしかに毎日続けていると、やり方にもよりますが常時間脳エネルギー活性度がハイレベルを保てますので、それが当たり前のようになって効果はわかりにくくなることもあります。
しばらく休んで、間脳エネルギー活性度が落ちてくるとその違いがわかりやすくなるのです。
私:「大切なことは、体の声を聴いて、本当に体が要求しているのかどうか。今日は別にやりたくないなとかやる必要はないなと感じているのか、やると心地よくなるのでやりたいと感じているのか。」
ク:「いえ、そういうことはしていません。」
私:「頭で考えて習慣化させる、何も考えずに惰性で動くということは、自分自身をロボット化していることと同じです。
体の声を聴いていないということになります。
どんな時も心の声、体の声を聴くようにする。
常に自分がしていることに「気づいている」ということが大事です。」
こんな興味深いやりとりがありました。
現代の私たちは脳重視、知性偏重教育によってすべてを頭で判断する習慣がついてしまっています。
大脳新皮質を多用する結果、チャッターと言われる「頭の中の独り言」がとどまることを知りません。
もっと知覚や感性を使い脳とのバランスを取る必要があります。
心の声や体の要求に静かに耳を傾けてみる。
自然の中にいて、何も考えずとも胸の奥底や体から感動がこみ上げてくるような体験。
そういう感覚を大切にしたいものです。
ちなみに、現代の私たちは余程脳を使うよう習慣化されていますので、知覚感性を感じてみましょうといっても、それを脳で認知しているだけで勘違いしている方が多いのです。
IAMセミナーを開催していて、当初はそういう方が大半です。
心と接続した脳本来の使い方を取り戻していきましょう。
IAM&ライオンあくびを行うと、大脳新皮質の無駄な働きが減り、思考が静かになります。
その結果、自分の心の声や体の声に気づきやすくなるのです。
年末年始、「静寂の時間」をつくって、じっくりと自分自身の心の声と向き合ってみてください。
大脳新皮質の使い過ぎを休めてクリアーにしてあげましょう。
それが新たな2023年へ向けての指針となります。
本年も多くの出会いやこの世での別れがありましたが、素晴らしいご縁に恵まれることが多くありました。
来年はさらに飛躍する年としたいと思います。
どうぞ皆様、そしてご家族ご縁のある方々にとりまして、健康で平安な新年をお迎えください。
ありがとうございました。
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