布袋寅泰FCサイト内『RADIO HOTEI』にて、私(ペンネーム:すずたん)の「ももクロ日産大会の裏話を聞かせて下さい」という質問が採用され、布袋さんが答えて下さいました。会員限定の有料コンテンツであり、ご批判もあるかと思いますが、ももクロに関わるすべての方々に知っていただきたい内容であることから、ここにご紹介させて頂きます。m(_ _)m
布袋「僕にとっても、とても大きな2013年の夏の思い出になりましたけども、ももクロちゃんとのライブに関しての感想や質問もたくさん頂きました。えーホント、あれ、すごかったですねー。作曲のオファーを頂いた時、その時もかなり戸惑いもありましたけど、思い切ってやって、あの曲が生まれたわけで、勿論ももクロという素晴らしいクリエイティブチーム、そしてアーティストの力と一体化して、あれはまた、僕の作ってきた歴史の中でもまた一つの歴史として輝いているんじゃないでしょうか。
僕のソロとなってからの『スリル』『POISON』『バンビーナ』のようなチャートにアクションした曲もあるし、チャートに乗らなかったけれども、僕とファンにとっては大切な曲もたくさんあります。そして映画『キルビル』でおなじみの『BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY』も世界中で評価されているし、(今井)美樹さんに書いた『PRIDE』、そんな曲もそうですよね、もっと言っちゃえば、BOOWY時代の曲『MARIONETTE』もそうだし、そしてCOMPLEXの『BE MY BABY』もそうだし、たくさんたくさん、みんなの人生のBGMとして記憶に残っている布袋ソングスの中の代表作として、やっぱももクロちゃんのあの『サラバ』も一曲として挙がったんじゃないかなと思います。ホントに参加して良かったと思います。
えー、その前のステージにもお誘いを受けてたんです。(※恐らく布袋全国ツアー中に行われた『春の一大事2013』かと) しかし、僕は自分のアルバム、そして自分のツアーがありますから、やっぱメインで動いている時はなかなか、ご要望に応えられない時はあるし、どうせやるんだったら、がっつり組んでやりたいというのはコラボレーションする時の僕の姿勢でもあります。そして今回のお話も頂いた時に…、でもね、これを逃したら逆に言うと、もうももクロちゃん達とがっつりやれる機会はないのかなーっていう気もしてね、この彼女達の最大規模である日産スタジアムでのサプライズ出演、快くお引き受けしました。
えー、そして「君が代」から始まって、グアーっとピラミッドの20m以上あった高い所からの登場というのは…、僕、昔ちっちゃい頃は高い所は好きだったんです。絶叫マシーン系も大好きで、どこに行っても真っ先に乗りたいというタイプだったんだけど、よく言いますよね、年を重ねてくるとああいう物はだんだん苦手になっていく、と。高い所が怖くなってくる…。(中略) ももクロでの一番上での登場はかなりきつかったですけど、彼女達はそれを全くものともせず、あの上の仮設ステージは全員で踊るとかなり揺れるんですよ。その揺れるのもものともせず…。台座に乗ってガーっと下に下がっていく。あの時は演奏しながら…、演奏に集中できませんでしたね。
まぁ、そんなド肝を抜く演出は勿論のこと、なんといっても彼女達のひたむきなパワー、これは前々から聞いていました。アイドルでも思いっきり全力で歌う…、あまり大きい声で言えませんけれども、なかなか…こう…スゴい事なんですよ、皆さん。お分かりでしょうけれども。本当にリハーサルの時から力を抜かずに、もう声を枯らさんばかりにシャウトしまくってましたからね。前々日のリハーサル、そして、前日のゲネプロ、そして本番、ほとんど4時間のステージを毎日こなして、彼女達はホントに…、まぁ若さっていうのもあるけども、何ていうのかな、チームワーク、彼女達を信じるスタッフの力、そしてスタッフを信じ、スタッフやオーディエンスに逆に愛をふりまく彼女達の力…、なぜみんながももクロちゃん達に夢中になるのかっていうのをご一緒して痛感しましたね。彼女達のこれからが楽しみですね。どんどんどんどん行くんだと思います。そして、これからどんどんどんどんプロフェッショナルとしての意識が高まっていった時に、彼女達はどういう風に変化するのか。ほんの一曲ではありますけど、制作に関わった一人として、そして忘れられない思い出のステージに参加した一人として、これからの彼女達を見守っていきたいな、そして応援していきたいなと思います。」