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東京電力が昨年の8月に汚染水タンクから漏洩した汚染水について、放射線量を10倍近くも過小評価していたことが判明しました。昨年に東電が発表した値では「一リットル辺り8000万ベクレル」でしたが、実際には最大で約10倍に匹敵する8億ベクレルもの放射性物質が含まれていた可能性が高いとのことです。

既にこの汚染水は福島第一原発の土壌などに染み込んだ上に、排水口などから海に流れたと推測されています。東電の数え間違いはこれだけではないと考えられ、昨年よりも前に発表されていたデータの信憑性も怪しくなったと言えるでしょう。

まあ、私は東電の発表していた数値は「あくまでも参考止まり」として見ていたので、今回の発表にはあまり驚きませんでしたが、このタイミングで認めた理由が非常に気になっています。もしかすると、IAEAなどの調査団体から間違いを指摘されたのかもしれませんね。福島第一原発には各国の調査団も入っているわけで、今後もこのような嘘はドンドン出て来るはずです。


☆最大8億ベクレルの可能性 2013年8月漏えいの汚染水
URL http://www.minyu-net.com/news/news/0225/news6.html

引用:
 東京電力が福島第1原発の汚染水測定でストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の濃度を過小評価していた問題で、東電は24日、昨年8月に地上タンクから漏れた汚染水約300トンについても過小評価していたと発表した。ベータ線を出す放射性物質濃度を1リットル当たり8000万ベクレルと公表していたが、実際は最大で約10倍の8億ベクレルに上る可能性もあるとしている。
 漏えいした汚染水約300トンについて、東電は土壌に染み込んだほか、一部は近くの排水溝から直接海に流れ出たとみている。現在、漏れた汚染水の濃度の再評価を進めており、3月末までにあらためて公表する予定。漏えい問題について、原子力規制委員会は、国際的な事故評価尺度(INES)で8段階の下から4番目のレベル3(重大な異常事象)と評価している。
(2014年2月25日 福島民友ニュース)
:引用終了

☆東電 福島第一原子力発電所におけるベータ線測定における数え落としについて
URL http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140214_08-j.pdf

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☆高濃度汚染水100トン漏出、東京電力が水位の監視怠る