友達の友達の恋人の友人の従兄弟の話を聞いたとする。
これに対して感情を持つことはとても難しい。

多くは一度も会ったこともない方々が被災をされた。
私はどういう感情を持つのが正しいのか、分からなかった。

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2011年4月、私たちは石巻へボランティア に行かせて頂いた。


HELLO ENDING

HELLO ENDING

HELLO ENDING

インタビューで何度も「どうして行かれたんですか?」と聞かれて、
その場で思ったことを答えてきた。
でも正直に言えば、自分でもどうして行ったのか分からない、と思っていた。

「義務」だったかもしれない。
「使命感」だったかもしれない。

出来れば「愛」だと呼びたいと思っていたかもしれない。
それは総じて「偽善」と呼ばれるものなのかもしれない。

震災が起きて数日後に書いた私の曲に、
深瀬が歌詞を入れてくれた。

不思議な話だ。
私は支援する立場として、
この歌詞に救われた、と思った。


-「人」の「為」と書いて偽りだと
僕らはいつでも主張してきた。

けれど本当の気持ちはいつだって
迷い間違い取り繕って、偽りから始めるんだ。

「僕ら」の「夢」が儚いと言われようとも
それを止める理由にはならない。

もしもそれが嘘や偽りだとしても
それが「真実」に変わるまで、僕らは謳う

(Never Ending World/Fukase)-


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私たちは震災後、
TOKYO FMさんのSOL(スクールオブロック)というラジオ番組と一緒に
「STAYSTRONG」という
一つ500円のリストバンドを販売することにしました。

2年経って、今日で総額
9,710,520円の義援金を被災地に送らせて頂くことが出来ました。

参加して下さった方、
本当にありがとうございます。

今後も続けていきます。