ドライバーの精度、正確性 | ゴルフの自習のブログ

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タイトル通り、ゴルフ上達のための、練習法、技術論、考え方などを自問自答します。

先日、70歳すぎて今も、オープン競技にチャレンジし続ける大先輩アマチュアゴルファーの方と
ラウンドさせていただいたとき、こう言われた。


「おまえさんは、我々より飛ぶことがアドバンテージなんだからこういうホールはドライバーで打たないと。」


パー5だが、グリーン直前に池があるのと、ティーショットをドライバーで打つとちょうど着地点が狭く左右がOBがあるホールで、俺がいつもようにユーティリティでティーショットを打った後だった。


いいドライバーショットを打てば、風向き次第では2オンを狙えるホールなのは確かなんだけど、大きなミスを避けるために、このホールで、最近は、ドライバーを使った覚えがない。
はじめて、このホールを回ったとき、別のハンデ5の先輩ゴルファーに、
「このホールでドライバー使うのはバカだよ」と言われたのもよく覚えている。
実際、ハンデ10オーバーの人が、このホールでドライバーを使い、OBを打って自滅していくのもたくさん見ている。
シングルプレーヤーは、いつでもドライバーじゃなくて、刻む選択もできないと、と考えてきた。
このときの大先輩のアドバイスに、「そんな考えもあるんだな」くらいに受け止めた。


それから、しばらくして、クラブ選手権が開催され参加した。
ここの競技方法は、マッチプレーではなく、予選を含めた4ラウンドのストローク数で順位が決まる。
レベルが高く、上位3人は、4ラウンドを通じて、ほぼパープレイの争いで、最後は、66でラウンドした方が
逆転優勝した。

この時、俺は最終組の1組前でラウンドし、また、その上位の内2人と予選で一緒にラウンドして、気づいたことがあった。

前述のパー5で、全員が毎回、迷うことなくドライバーで攻めていたのだ。

彼らも、2オンを狙うのはわずかだったが、3打目をより有利なポジションから打つために、
ティーショットで距離を稼ごうとしていた。
彼らがそういう攻め方ができるのは、ドライバーの精度が高いからだろう。

おそらく、彼らは、この左右OBのホールで、10回プレーしても、1度もOBは打たないのだろう。
20回プレーしたら、1回くらいOBになるかもしれないが、それ以上に、3,4回に一度は、
バーディを取ってくるのだろう。だから、ドライバーをもつのは当たり前の選択なのだ。


彼らとの大きな差を感じた。
自分は、まだ、このホールでドライバーをもったら、10回中、1,2度OBにしてしまいそうだ。
だから、ユーティリティで刻んできた。
しかし、彼らのレベルに追い付くには、彼らのように、ドライバーの正確性を高めないといけないと考えた。
あらためて考えてみたら、このホールだけでなく、この9ホールで、ドライバーを使うのは、
3回だけで、残りのパー4、パー5の4つのホールで刻むクラブを選択していた。
たしかに、この4ホールとも攻撃的にドライバーでうまく打てたら、よりスコアアップできるだろう。



「自分の正確性ではリスクが高いなら、リスクの低い短いクラブで打つ」という消極的な発想も
コースマネジメント上間違いではないが、
「自分の正確性を高め、リスクを下げる」という向上心を忘れてはいけない。




冒頭の大先輩のアドバイスを思い出し納得した。



で、どうやって正確性を高めるか。


アドレス、ポスチャーの一定化、
再現性の高いスイングプレーン、
安定したリズム、
長いインパクトゾーン、
下半身主導の強化、、、、。
技術的には、たくさんのテーマが浮かぶ。




いろいろとあるが、まずは、打ちっぱなしでの練習法を変えてみた。




ドライバーを打つとき、狭めのフェアウェイを意識して、ボールが着弾するネットの
柱と柱の間を、明確にターゲットにする。(着地点で20から30ヤードくらいの幅のイメージ)
そして、そのセンターを狙って、打つ。
ターゲットに設定したエリアのネットに着弾したら、OKとして、続けて打つ。

しかし、少しでもターゲットとしたエリアを外れたら、ドライバーはやめて、
ショートアイアンまたはウェッジを1、2球打つ。
このときも方向性を重視しクラブごとにピンポイントにターゲットを狙って打つ。

そして、また、ドライバーを打つ。ターゲットに当たれば、ドライバーを続け、
少しでも外れれば、ほかのクラブで打つ、これを繰り返す。




だいたいの人がそうだろうが、いままでは、クラブごとに、5球から20球くらい連続して打っていた。
しかし、この新しい練習法だと、ドライバーはナイスショットしないと連続して打てない。




普段、練習場ではある程度まっすぐ打てている気でいたが意外と簡単にターゲットをはずし、
連続して打つことが難しいことに気付く。




このやり方の良いところは次の通り。

・自分のドライバーの精度がよくわかる

・より方向性についての意識が高まる

・良い時は、連続して打てるので、良い癖がつきやすい

・悪い時は、連続して打てないので、悪い癖がつきにくい。

・ドライバー1打目の前に、素振り等でのスイングチェックが入念になる

・ラウンドでのティーショットのイメージトレーニングになる

・ショートアイアン、ウェッジを間に挟むことで、より実戦的な練習になる(ラウンドでドライバーを
連続して打つことは原則ない)






この練習法で、正確性を高めるさまざまな技術的なこと意識しながらやっていこうと思う。
20球連続して打てるように頑張りたい。