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喧嘩師ヒロblog

『喧嘩=タブー』という世間の風潮を変えたい

アメリカにいた頃は何回も喧嘩相手に銃を向けられたことがある


が、撃たれたことは一度もない


その前に謝ってしまうから


さすがに俺は「俺に弾は当たらない」なんて思いこむほどバカじゃないから死にたくはなかったんだよ


銃を向けられた時の感覚っていうのは絶対に他の事では味わえない


一瞬で自分が相手より下になる


「マジかよ」っていう感覚


「あ、死ぬかも。ヤバいな」っていう感覚


静かにパニックになる


数秒前まで普通の心理状態でいた自分が完全に過去のものとなって、別の現実に呑み込まれていく


もちろん、ムカつくんだよ


「銃なんかに頼りやがって」っていうのはある


「反則じゃねえかよ」っていう


銃を持った時点で中学生のガキだってボクシングのヘビー級チャンピオンに勝てるんだよ


もう喧嘩もクソもないんだよ


だから当然、銃を出してくる奴のことは心から軽蔑してきたし頭にくるんだけど、それが何度か続くと感覚が麻痺してくるんだ


銃を向けられた時にそいつに謝って事なきを得て、そいつが立ち去る時は本当にぶち殺してやりたいと思う


帰り道もずっと、銃出すことでしか意気がれないカス相手に謝った自分が情けなくて頭にくる


ところが、家で寝る時くらいになるとなんだか知らないんだが笑えてくるんだよ


多分、「ヤバかった。でも生きてんじゃん」っていう安心からくる笑いなんだろうけど、他のことでは経験できない感覚だと思う