魂の物語 ~ 泉ウタマロさんによるパーソナルストーリー ~ | りこの日記 ~ヨガと笑顔で暮らす~

りこの日記 ~ヨガと笑顔で暮らす~

町田市でヨガ教室「はなみずきの丘ヨガレッスン」をやっています。
ヨーガニケタンYTIC(ヨガ療法)修了。自然の中で自分をリセットする時間を大切に、ヨガや自然を通して日々感じることを、思いのままに書き留めています。


Amazonでも人気の「人生逆戻りツアー」や、「瑠璃色の涙」
その著者であります、泉ウタマロさんから、
先日ご依頼していたパーソナルストーリーが届きました(*^_^*)

泉ウタマロさんのブログです☆


まず、ストーリーに対するウタマロさんの想い、
とても大切に、敬意と真心を込めて完成させて下さった、そのお仕事ぶりといいますか、
純粋なお気持ちに、とてもとても感動しました。

物質界のウタマロさんと、ガイドのウタマロさんには
本当に本当に心から感謝しています。

届いた本も、とても美しいもの。
装丁も蝋印もウタマロさんが全てご自身で創って下さいました。
これまた、私好みのカラーで素敵なんです。


ちょっとドキドキしながらページをめくり、
結局 最初から最後まで 「!」 

これまでの人生の過去に起こった、
ささいだけど奇妙な出来事の数々、

なんとなく頭の片隅にひっかかっていたけど、
あまり考えないようにしてきたジャンル。

「思い当たる節」がいくつも思い浮かんできました。

例えば、、、5年ほど前のクリスマスのあたりに、
いつものように犬の散歩をしていたら、
向こうから歩いてきた年配の女性にすれ違いざまに
「あなた、とても神に愛されていますね」
と突然言われ ポカーンとしちゃった事とか。


それからも、色んな事が思い出されます。
でも、ひとつひとつはとても些細なものです。

本の内容から、次々と引き出される記憶や感情は、
それはそれは 奥深いもので、
ただ文字だけを読むだけでは、きっと分からない。

この短いストーリーには無駄というものが一つもなく、
1語1語、全てに大切なメッセージが込められていました。
「私」という個を生きてきたからこそ、腑に落ちてくるものがあるのだと思います。

これまで何の関係も無いと思っていた、記憶のかけら
その 点と点が、
とうとう、ひとつの線で繋がってしまいました。

もう、これまで何度も何度もメッセージを受けていながら、
あえて困難や苦しみを自ら選択してしまうことも多かった私に、
このストーリーは大切な啓示と光になってくれたような気がします。





以下にストーリーの全文と、
読み終わった後、ウタマロさんに宛てた感想を載せます。
個人的なお名前などは省いて、内容はほぼそのままです。

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≪星降る夜に≫

暗い納屋の隅。
うす暗がりの中で貧しいなりの老婆が一人、
懸命に何かをしています。
(それがあなたでありました)

フードのついた黒い服。
手も、顔もひどく皺がありました。

けれども老婆は夢中で何かをしていたのです。
彼女は至福の中にいました。
こんな気分は初めてでした。

なぜなら光が生まれたからです。


**********


ゆうべ近くの粗末な小屋で、遠くから来た旅の女性が、
出産を迎えたのでした。

そのことに老婆はただならぬものを感じたのです。
「あの子に着せるおくるみをつくらなきゃ」
老婆はその仕事に没頭し、
ごく小さな焔の前で、糸を紡いでいたのです。

***********



外では星がいつになくまたたいておりました。
その多くが地上に近づいて来たのです。

まるで生まれたその子を、
見たがっているかのようでした。


風はほとんど吹かず、空は澄み、
星たちは祝福の詩(うた)を降らせました。

老婆の耳は詩を聴きくことができません。
けれど彼女の頭上にも、
その祝福は降り注いでおりました。


地上では砂粒の一粒一粒が、その詩を感じ、
かすかに震えておりました。

岩はさらにだまりこみ、
その聖なる詩に聞き入りました。




************


やがておくるみができあがった時、
その日は親子が旅立つ日でした。


若い母親は老婆の厚意に対し、
優しい微笑みで感謝を示します。



その微笑みがあまりにも美しいので、
老婆は満足に顔を上げることもできません。


彼女には、その輝く子がいったい何者なのか
それはわかりませんでした。

けれど老婆の魂は、
その子を見ると歓びに震えるのです。


できあがった白いおくるみを母親に渡した時、
老婆は感激のあまり、なんの言葉も出ませんでした。

ただただ涙がこぼれていきます。



母親はさらに優しく微笑んで、
老婆がわが子にキスできるよう待っていました。


けれども老婆にはとうていできず、
震える指で、その子の足の指先にかすかに触れ、
自分の額を近づけただけで終わりました。

老婆にはそれだけで十分すぎるものでした。


*************


親子が旅立った後、
その場所は、ぽっかり光が消えました。

けれど老婆の心の中には、
煌々(こうこう)と明るい光が宿っていました。


彼女はその光が何なのか、
彼らが何者であったのか、
全く知りませんでした。


老婆の中の灯りはその後ずっと消えることなく、
彼女を内側から照らし、暖め、励ましました。


どんな闇夜も、どんな嵐の日もそれは消えず、
彼女がその人生を去り、老いた体から去った後も、
灯りは彼女の魂の中にありました。

それは永遠なる祝福の光だったのでありました。


*******************


そして彼女が地上での別の人生や、違う次元で生きる時、いつも彼女と共にありました。


輝きは彼女と一体でありました。




   +
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         *

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            +



栄里子さんのすばらしい物語に感謝をこめて。
               泉 ウタマロ
               2014 5 2



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ウタマロさん!
こんばんは飯田です、本日ストーリーが手元に届き、今拝読いたしました。
興奮がやみません。もうすごかった!

今も、胸も心も震えて涙が溢れてきますが、
ウタマロさんへの感謝の気持ちと、ストーリーの感想を書かせて頂きます。

まず、ウタマロさん、素晴らしい私の物語を、
本当に真心を込めて作って下ってありがとうございました。

装丁も美しく素晴らしく、なんと私の大好きなカラーでした。

ウタマロさんの1つの作品に対する愛や想いが心の深くに届いてきます。
そして私の魂の物語に敬意を表して下さって、本当にありがとうございます。

ストーリーに出てくる人物は、聖母マリア様と、産まれた赤ちゃんはイエスキリストだと、
読んでいる途中からすぐに直感いたしました。

私はカトリックの幼稚園に行っていた事もあり、
小さなころから子供用に書かれた聖書が大好きで、
何度も何度も読み返していました。

キリスト降誕の物話は、もうそれこそ何度も聞いていて、
その情景がはっきりと、その空気までも手に取るようにわかるほどでした。

あのとても静かで冷たい夜の空気、
満点の星や砂漠の砂粒のその感覚まで、
ストーリーに書かれていたそのままで驚きました。

でも・・・これは魂が経験していたんですね。

大人になるにつれ、経験していく中でやってくる様々な苦難の時、
必ず大きなメッセージを持って現れるのが、
何故かキリスト関連ばかりなのです。

私自身はキリスト教に関わっているわけでもなんでもなく、
ただ偶然に、いつも不思議とそうなんです。

魂の物語を読んで、
これまでバラバラだと思っていた点の1つ1つが線で繋がったかのようです。

そして、いつもいつも愛されていた事を、今さらながら思い出しています。
辛くて仕方ない時も、何度も別々の所でメッセンジャーのお役目の方に
「あなたはイエスに愛されていますよ」と言われた事を思い出しました。

今とても解ります。とても腑に落ちてきます。

そして、私自身には子供はおりませんが、
つい先日、まさに物語の老婆が赤ちゃんに接した時のようになってしまった事があり、
これにも心底驚きました。

本当にただただ、その純粋な輝きが眩しくて、
その赤ちゃんを見ているだけで涙が溢れてきます。
この時は泣いているのを見られるのが恥ずかしくてろくに顔をあげられず、
そそくさとその場を後にしちゃいました。
数日後、その赤ちゃんのお母さんでもある友人にこの気持ちを話したばっかりなのです!

最後に、この時の祝福の光。
温かいその灯りが今もずっと私と共にあり、いつも励ましていてくれたこと。
そうだった。確かに。と、
それを今日ストーリーを読んだことで想いだし、
今またハートに温かいものが流れ込んできました。

この物語を受け取り綴って下さったウタマロさん、
心からありがとうございました。

この私の魂の物語はとても大切なものとなりました。
今日、思い出した事、感じた事、今までの闇夜も嵐の日にも、
これまでの全てが愛おしく感じます。

あまり文才がないので、このつたない文章でうまく今の感動と感謝を伝えられたかどうか、、、
しかも長文になってしまいましたが、どうぞお許し下さいね。

本当に素敵な物語を、ありがとうございました。


ウタマロさんへ 心からの感謝と愛を☆
飯田栄里子