ずっとずっと無いものねだりをしていた時代が

あって、

とにかくいじけてた時代があって、

それをある人の言葉で救われた事があります。


とがめるわけでもなく、


ただただ、たんたんと。(笑)


その言葉はストンと自分の中に落ちてきて、


もうやめよう。


もう前に進もう。


と決断した時でもありました。


23歳になって間もなく、


長女を産んで右も左も分からずに泣いていた時代の私の懐かしい姿。


無いものにエネルギーを注ぐ事のもどかしさ。


恵まれなかったこと。

与えて貰えなかったもの。

無くしてしまったものへの想い。


その無いものにエネルギーを注ぐ事ほど、

人間を落胆させてしまうものって他には無い。


無いんですよね。



21歳の時に経験した『母親』との死別。

突然の出来事。

子供の頃からいちばん恐れていた出来事。


目の前が真っ暗になると、

誰でも綺麗だと思わせてくれる満開の桜も綺麗じゃない。

美味しい物も美味しくない。

そんな感じでした(笑)


結婚式にはお母さんいないし。

出産後に実家に帰れない。

どうせ私だけお母さんがいません。

産んだ赤ちゃん見てもらえません。

赤ちゃんのことさっぱりわかりません。

的な(笑)


そこで、たんたんとある人が私に光を与えてくれたんです。

あなただけがそんな想いをしてるわけじゃないのよ。

故郷が遠くて帰れなくて、
寂しい想いをしてる人は沢山いるの。

と。
 
ほんとだ。 

そうだ。

自分だけじゃない。


不思議とストンと胸に。


そこからです。

闇からの解放。

桜も綺麗だし、

美味しいものは美味しいし。


自分の心の在り方ひとつで、

闇に落ちる事もできるし、

前向きになることもできる。


自由自在なんだなと。


あの頃、しくしくと泣き虫だった私が、
バカボンのパパと同じ歳になって、

たまに未知やすえ姉さんを出しながら子育てを、たくましくやってます。

死んでる??

や、寝てるのかーーー

良かったーーーー(汗)

と何回確認したら気が済むんやと言わんばかりに、すやすや眠る娘の寝息を確認をしていた懐かしい自分。

お盆だな~。

お母さん思い出すな~

と共に、

無いものねだりをして、

いじけて、

しくしくと泣いていた自分に、

よく頑張ったよ。

と、エールを送りたい。


そして、救ってくれたあの方への感謝。

そして、無いものではなく、

今ここにある全ての事に目を向けること。

私を健康に産んでくれた父と母に改めて感謝の気持ちをお願いドキドキ