『何より大事なのは、自分の心と直観に従う勇気を持つことです。』
(スティーブ・ジョブズ Apple創業者1955~2011)
先月、コーチングの資格更新に単位取得が必要なので、「直観」というテーマのリモート講座を受講しました。上記の言葉は講座の最後に紹介されたスライド(写真)によるものです。
講座では当初多くの方が「直観」と「直感」を混同されているようでした。
(上記の原文はintuitionで「直感」と訳されている例もあり)
まあ、大まかにいえば同じようなことですが、少しこだわると微妙に違います。
「直観」とは、例えば、人の話を聞く際に、自分の主観(固定観念など)を一切入れないで聞くことができれば相手が本当に伝えたいことがダイレクトに伝わってくるということでしょう。対象の本質を一瞬でつかみ取る優れた観察力のことだと思います。それは「仕合わせる力」にもつながると思います。
「直感」は「直観」も含むかもしれませんが「なんとなくそう感じる」という感覚ではないでしょうか。
人間は寝ている時以外はほとんどいつも思考しているので直観していません。思考にはいつも自分の都合や主観が入り込んでいます。色眼鏡を掛けているために「本当の世界の姿」が観えていないのです。
では「直観」状態になるためにはどうすればよいのでしょうか?
講座では禅やマインドフルネスという具体的なメソッドがあり、あるいはスポーツや芸術に没頭することによりそういう状態になることがあると受講生の間で意見交換されました。
IT革命の先駆者、スティーブ・ジョブズも禅に傾倒していたことは知られていますね。
「自分はこの人生で何をなすべきか?」というような大きなテーマに答えを出すためには、思考や理屈ではなく、時代を見極める「直観力」が必要なのかもしれませんね。
今日も仕合わせる一言をお読みいただき、ありがとうございます。
<ライター:沢☆一休>(鎌倉愛好家)