川越にある学校の入学式に参列し、午後はフリーになったので半日観光しました。

『小江戸』と呼ばれる川越は私の大好きな町のひとつで、毎年のように見物しています。

 

川越城は家康の重臣酒井重忠が任されて以来 譜代大名が引き継いで川越藩が確立したそうです。川越は水路で江戸と結ばれていて物資の集散地として発展し、神社仏閣も多く作られました。川越氷川神社や全ての願いを叶えてくれる呑龍様や成田山川越別院、仙波東照宮等があります。中でも『喜多院』は第27世の法灯を継いだ天界大僧正が家康公の信頼を得て、秀忠・家光の時代にも顧問のような存在を務めたので 以来関東天台宗の中心寺院として栄えています。後に 徳川家光の命で江戸城内から客殿、書院、庫裏等が移設され、家光誕生の間や春日局化粧の間が観光の目玉になっています。私は境内にある『五百羅漢』の533体の中でお気に入りの羅漢さんに会うのが楽しみです。

  

町を散歩するとシンボルとされる『時の鐘』や蔵造りの古い町並みを観に訪れた観光客でにぎわっていました。

 

今回楽しみにして来たのは 氷川神社のすぐ裏から新河岸川沿いに500mほど続く桜並木です。ちょうど満開で川の小舟から桜を見上げる人もいました。この小舟に乗ろうと並んでいる人がいっぱいで私は断念しました。

 

 

川沿いには ヤオコー川越美術館や私立美術館もあって桜のない季節でも散歩コースとして気に入っています。

昼食は あまりに高価な食べ物になってしまった名物のうなぎを頂くのはあきらめて、本川越駅前の「ホワイト餃子」で餃子ランチ630円を食べて満足満足。(美味いですよ。関東各地にありますのでお勧めです)

 

自宅に帰るとわが家の桜は、洋間に4月だけ飾ってある額絵でした。

この日は 桜に・江戸の町並みに・羅漢さんに・餃子に会えて 仕合せな一日でした。 

(ライター:山口一郎)