染井吉野はすっかり散って、新緑が眩しい季節ですね。
また桜と思われる読者もいらっしゃるかと思いますが、今は遅咲きの八重桜が見ごろを迎えています。
小金井公園内には、約50種類約1400本の桜があります。
桜の種類が多いことから2か月ほどの長い期間お花見が楽しめる公園です。
2月下旬ごろは早咲きのカンザクラやカンヒザクラが、3月下旬ごろからはソメイヨシノやヤマザクラが咲き誇ります。
4月にはオオシマザクラやウワミズザクラが咲き、5月上旬ごろに桜の季節が終わります。
桜も早く咲くせっかちさんや、ゆっくりと咲く大器晩成?の品種もあり、ひとまとめに桜と言ってもその色、形、大きさ、枝ぶり、花の咲き方、様々です。
花粉症に悩まされながらも何度も公園に足を運び、どの桜も、どの花も愛おしく、毎年、ありがとう、ありがとうと、出会った桜に伝えています。
まど・みちおさんの詩を一篇
「さくら」 まど・みちお
まいねんの ことだけど
また おもう
いちどでも いい
ほめられてあげられたらなあ…と
さくらの ことばで
さくらに そのまんかいを…
急に気温があがり、初夏のように感じる今日この頃ですが、もう少しだけ「行く春」と仕合せたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
<ライター:うのゆ>