木と人の仕合わせがすごいな!と感じた出来事があります。
わが家のお向かいさんのお宅には、大きな木が何本もあるのですが、
そのうちの1本が、植木屋さんによって葉っぱが1枚もない状態にまで
ばっさりと刈り込まれていました。
太い幹と太い枝があるだけです。
春になったらまた芽吹くことができるのか?
心配しつつ見守ること数か月。
4月になって、新緑が目にまぶしい時期になっても、
くだんの木は幹と枝だけ…。
と、思いきや!
週末留守にしていて、月曜日に見てみたら、
小さい芽が一気にそこここから萌え出ているではありませんか!
それから3日程たったのが写真の様子です。
太い枝からいきなり新芽が出ている様子、ご覧いただけるでしょうか。
すっごいなぁと思いまして。
何がすごいって、木の生命力もすごいけれど、
この木の力を信じて、ここまでばっさり!と刈り込んだ植木屋さんもすごい。
もちろん、植木屋さんには十分な知識と経験があったればこその、
この刈り込みだったでしょう。
木の方には、刈り込まれたことへの恨みとか、芽吹きへの不安とか
多分そんなものはなく、ただただ命の循環に身を委ねていただけでしょう。
(想像ですが)
でも、仕合わせって目には見えなくてもこうしてお互いの力を活かしあうところから
発揮されるものだなぁと、なんだか勇気づけられる気がしました。
さて、今日も新しい1日が始まりますね。
東京は真夏日予想の暑さです。
どうぞ今、今日、に仕合わせて、お健やかにお過ごしください。
〈ライター:斉藤知江子〉