5月31日(金)術後22日目

CT検査で問題なかった為、当初の予定通り退院となった。
現時点での不具合は下記症状です。
ふらつきは自宅療養にて回復を待ちたいと思います。

■頭を動かした時と歩行時のふらつき、めまいがある。

■わずかな味覚異常がある。
 舌の右側側面のみ塩っぱく感じる。水も塩っぱく感じる。

■右耳は失聴している。(私の腫瘍サイズからいって仕方がない)
 
■耳鳴りはシーンと聞こえるが、術前より小さい音になった。



先生方や看護師さんへのお礼

本日で長かった25日間の入院生活を終え、当初の予定通りに退院を迎える事が出来ました。これも主治医の河野先生を初め、担当医の鳥橋先生やチームDrの方々、看護師の皆様のお陰です。

入院前は聴神経腫瘍と言う聞き慣れない病名と脳神経外科手術の中でも難易度の高いこの手術に不安と動揺を隠し切れませんでしたが、警察病院で安心して治療を受ける事が出来ました。 河野先生とこの病院を選んだ私の判断は間違っていなかったと改めて確信しております。

私が入院前にインターネットで調べ、とても恐れていた事は術後に顔面麻痺及びひどい頭痛と吐き気があるという事でした。ところが実際には頭痛、吐き気は全く感じませんでした。これは偶然ではなく必然だったと考えています。と言うのも、手術前の説明の時に先生が小脳をヘラで押さえる時にダメージを最小限にする為に一定の時間が来たらヘラを離す。そして、再度押さえる。手間だがこれを繰り返します。と説明してくれたからです。これは一例に過ぎませんが、この様な技術、ノウハウの積み重ねがあるからこそ、7時間にも及ぶ長時間で難易度の高い手術であるにも関わらず、術後に苦痛を伴わず順調に回復して来れたのだと思います。

河野先生のお考えになる聴神経腫瘍手術センター『日本のHouse』 に向け、皆様の益々のご発展、ご活躍をお祈り申し上げます。お体をご自愛下さいませ。

本当にありがとうございました。




続く。