【マリンの受験戦記7~特別支援学級移籍4~】
さて、すったもんだの末に迎えた、最終学年の新学期。
通級のクラスの子たちから何を言われるかと、ビクビクしていたマリンだったけれど…
案ずるより産むが易し。
だ~れも、な~んにも、これといっていじってくることなく。
実に平和な滑り出しとなった。
てゆーか、新しい担任の先生が、それはそれは大変素晴らしかった!!
新学期早々に面談があったんだけど、生徒一人一人を実によく見ていらっしゃることが分かる、受け答え…
わずか数週間で、マリンの特性をとらえつつ、ある。
まことに有難い事である。
マリン自身、ただ座っているだけの授業から一転、自分のための学習が始まって、張り切っているし、毎日、
「楽しかったーーー♪」
と、帰ってくる。
よきよき。
新入生に頼られたりもして、支援級での学校生活を実に満喫している模様。
そうして迎えた中間テスト…
当然だけれど、支援級のテストは、通常級とは内容が違う。
しかも、プレテストでやった内容がそのままテストに出る。
それでも、学校から帰るなり、
「お母さん!!100点取った!!」
と、超いい笑顔で報告してくれたマリンに、思わず破顔のママ。
マリンは早速、ガサゴソと鞄を探って、満点の解答用紙をドヤ!とばかりに見せてくれた。
「おお、おめでと!」
しかも、万年1ケタを取り続けていた理科である。
ご機嫌のあまり、珍妙な動きをし始める、マリン……ええっと…喜びの、舞いかな??
まぁ、あれだ。
嬉しそうで何より。
そうこうするうちに、支援級の友達もできて、一学期の出だしはまさに上々。
ーーと。
幸せいっぱいウキウキハッピーなマリンとは反対に、
ママは新学期から超ドタバタ生活を余儀なくされていた。
仕事(ピアノ教材の制作)が佳境(いわゆる〆切前だ…)に入っていたとか、
ランドのリトルリーグの当番が大変だったとか、
マリンの演技の勉強のために、毎月東京に付き添っていたりとか、
こんな年に限って町内会で班長が回ってきたりとか、
さらに旦那の仕事の組合も当番の年に当たっていたりとか、
ちなみにスカイの高校の理事にもあたっていたりとか、
諸々、重なりすぎの日々に加えて…
マリンの学習のコーディネートをやりつつ、
マリンの進学先について、猛スピードで調べまくっていた…
てゆーか、通信制、多くね!?
名古屋近辺にキャンパスのある通信制の高校が、ざっと調べただけでも10校以上!!
しかも、資料を取り寄せても、知りたい内容が書かれていることはほとんどなく、
どこの学校のパンフレットにも、申し合わせたように、
“詳細は個別相談でおたずねください”
と、書かれている。
そんなこんなで、新学期のドタバタもおさまらぬゴールデンウイーク明けから。
怒涛の学校訪問が始まった。
調べた&訪ねた学校の数…なんと、
全部で10校
受験の下調べのための学校訪問は、公欠となるので、マリンは半ば遠足気分でウキウキ、ママは下準備と運転と…方向音痴も相まってぐったり。
珍道中の末に集めた膨大な情報を…多分、ここで公開するのは問題しかない(該当の学校にとって)と思われるので、
ママが調べた、というかチェックしたポイントだけを記録しておこうと思う。
ということで。
まだまだ、つづく!