「獅子座」という言葉を聴くと、やはり「強い人」という言葉を連想してしまうのです。

 

ちょっと獅子座は脇にどけておいて、「強い人」という言葉を聴いた時にどういうイメージをするでしょうか。僕はその「強い人」という言葉からは「理想を持っている人」とイメージします。

 

理想を持っている人は強いです。たとえば日常生活の中で上手くいかないことが続いたとしても「これぐらいで負けてたまるか」とか、あとは男性でも女性でも綺麗な人とか輝いてる人って他人が見ていないところで何らかの努力を続けている人だと思うのです。

 

「理想を持ち、それに向かって日々自分を追い込んだり、自分を磨き続ける。時には試練の中に自分の身を置く」というのが獅子座なのです。

 

ではそういう獅子座にとって2016年ってどういう年であったかを振り返ると、

 

「大人になる」

 

ということに向き合った1年

 

になったと思います。

 

もしかしたら獅子座にとって「大人になる」っていう言葉とか態度って、一番苦手なものになるかも知れないのです。

 

先ほども言ったように、獅子座は強き人達であり、そして「理想」を持ちます。理想を持つというのは

 

「みんなはそうかもしれないけど、私は違う。私は私が目指す姿を持つ」

 

という態度ですね。それに対して「大人になる」というのは

 

「まぁ、そうは言うけど、みんなもこうやってるじゃん」

 

というやつです。はい、腹が立ったリちょっとムッとしたら立派な「獅子座の叫び」を持っていると思って下さい。あなたに対して上のような台詞を吐いたら「みんなって誰よ?」と言って飛びかかってくるか、もしくは「あ、わかってもらえないんだな」と言って少し悲しい表情になってしまうかも知れません。

 

2016年において、獅子座はなんらかの形で

 

「自分の理想が見えなくなった」

 

ということを少し体験されたと思います。ただ、それは全然ネガティブなことではなくて、ある種の理想というものと「今までの自分がやってきたこと」が一致したのです。つまり、「見えなくなった」のではなくて、自分が「一昔前に抱いていた自分の理想になった」ということです。

 

あなたが過去に抱いた理想を持ち、「私はこういう人間になる! 」と決めて走ってきた道のりは今の自分がいるサイクルを作り出してきました。

 

でも、サイクルって常に入れ替わっていきます。

 

だから、あなたにとってのサイクルはひとつの終わりを迎え、「あれ、私って今どこにいるんだろう? 」と思ってきたのがあなたにとっての2016年だったのです。

 

「大人になる」

 

あなたはもう一つの2016年の成果として「自分の理想に向かって爆進する。それですべての問題を解決するのではなくて、自分自身も一人の弱い人間であるところがあったし、自分が向き合う相手にも弱さを発見した。その弱さって全部が全部悪いものではなくて、勇気を出して自分の弱いところを誰かに対して言ってみよう。まずは自分自身に対しても『解決しない弱さがあっても良い』ということを認めてあげよう」というムードに少しずつなってきているところがあるのです。

 

つまり、獅子座にとって2016年は「モヤモヤ」が残っているのも正解なような気もするのです。

 

理想としている自分になれないところはあっても、今の私は誰に会いたいか、何をしたいか。下手で、プロでなくても良いから「好き」だから関わりたいこと、会いたい人。

 

そういう「好きだから」という感情が2016年に続く2017年においてもとても大切な気持ちになると思います。

 

2017年も始まりましたが、「好きだから」という気持ちを大切にしてみて下さい。

 

しいたけ