少し過激なタイトルなのですが、どこかで「人の話を聞かないススメ」については書いておきたかったのです。

 

僕は多分、比較的「人の話を聞かないで生きてきた側」の人間だと思っています。

 

もちろん、すべての忠告や助言に対して「うっせーバーカ」と言ってきたわけではなくて、「あー、なるほどー。そういう考え方もあるんだ!やってみますね!」ということも多分けっこうやってきたし、他人の意見をすごくありがたいと思ってきた場面も多かったです。

 

ただ、「あれ、この人とは多分2,3回しか会ったことないよな」とか「あれ、初対面ですよね?」となる方に

 

「あなた、そんなんじゃ後から絶対苦労するわよ」

 

とか

 

「そんなやり方じゃ絶対に上手くいかない」

 

とか、そういうことを言われたことって結構多かったと思います。

 

多分、これを読んで下さる方の中にも、そういう「なんか、呪いみたいなことを言われた」という方って多いと思うのです。

 

僕は自分自身の感覚として、「他人からの意見」って、自分にとってその意見との相性が良ければ「考える前に、その意見を採用しちゃう」ってあると思っているのです。

 

「あんたさ、赤の服とか似合うんじゃない?」→「それ、思ってました。早速買ってみます」

 

とか

 

「あなたは多分、その上司と合わないだけなんじゃないかな」→「うわー、やっぱりそうですかね」

 

とか。

 

■ 「うっ」となったり、「もやっ」が発生する他人からの意見

 

「自分が考えてきたことや、実践してきたことがベースにあって、それに準ずる自分の変化の後押し」としての他人の意見ってすごく良いものです。また、「色々な他人がその人に対しては色々アドバイスをしてきたり、何かを言いたくなる」って、ネガティブなことだらけじゃなくて、それってすごいことなんですよ。だって、その言われる相手って「この人がもっとこういう変化をしたら、すごく魅力的になるのにな」と感じられているということだから。もちろん、すべてのアドバイスは「余計なお世話の成分」を含んでいるものだから、調子が悪い時に言われたら「ムッ」となることもあるけれど。

 

で、気をつけた方が良い「人の話」って、どこか「うっ」となったり、「もやっ」としたものが発生するものだと思います。

 

良い「うっ」と、良い「もやっ」は、「ムカつくなー」と、怒りが発生したものです。

 

実は、怒りとか「ムッ」としたものを伴う「うっ」とか「もやっ」はまぁまぁその人にとって良い来訪者であったりします。

 

だって、その意見とは対等に喧嘩ができるものでもあるし、後は、「痛いところを突かれた」「やろうと思っていたことを正確に、客観的に指摘された」ということだから、その部分の「他人からの話や指摘」って、自分の調子次第で実践していけば伸びます。

 

自分にとって良い意見って、多少ムカつくんですよ(笑)

 

でも、悪い「うっ」と悪い「もやっ」は、どこかそこに「恐怖」を感じる場合です。

 

「え、なんでそんなこと言うんすか?」

 

ってやつですね。

 

ムカつきを感じた「うっ」と「もやっ」は、その他人からの意見を採用する余地があります。

 

でも、「え、怖いこの人」と感じた「うっ」と「もやっ」は、多分スルーした方が良いものです。

 

「相手に何か知らない恐怖を感じた」

 

って、生物として生きていく上での大切な感覚です。

 

自分がその相手に感じた「なんとも言えない恐怖」って、相手が自分を何か意のままにコントロールしようとする隠された意思を感じたり、後は、相手が「誰かを破壊することによって自分のバランスを保っている」というマウンティング大将であったりする場合があるからです。

 

日常生活の中でこういう「マウンティング大将」に出会った場合はどうするか。それを最後に言います。

 

「色々あったんですね。(合掌)。では、ありがとうございました」

 

と心の中で合掌し、「では、ありがとうございました」で締めましょう。

 

「ありがとうございました」って、やっぱりすごい言葉の威力があって、良い形での「縁切り」の言葉であったりもします。

 

「あなたにお心遣いは大変ありがたいのですが、私はあなたの意見を採用する意思はありません。では、ありがとうございました」

 

って、相手に失礼のないようにパッとぶった斬る。

 

丁寧な人って、だから強いのだと思います。

 

捕捉として、「会って少しムカツくだけの人」とかには多用しない方が良いです。やみくもにバサバサと「ありがとうございました~」と切っていっちゃうのは、反抗期とかそういう特別な人格形成の期間を除いては、周りと自分を破壊して行ってしまう可能性も高くなっちゃうから。