こんにちは。しいたけ.です。今回は『しいたけ.の12星座占い 過去から読むあなたの運勢』(KADOKAWA)を記念して、各星座ひとつずつ、本の中で僕が特に気にかけた一文を抜粋し、それを紹介していく企画をやりたいと思います。どうぞ本と共に、お時間がある時にでも読んで頂けたら幸いです。

 

2019年の牡牛座って、多少寂しさを覚えることがあります。自分にとって「ここぞという時にいつも聴く音楽」が胸に刺さらなくなったり、「これが私の原点」と信じていた本に感動しなくなったり。

 

(中略)

 

しかし、新しいスタートを切るに当たって、ふさわしい力を持った頼もしい人や助け合える存在との出会いもたくさんあったはずです。そういった新しい出会いを経て、好き嫌いのリストを更新するとともに、自分の「住処」が完成するのが2020年なのです。

 

『しいたけ.の12星座占い 過去から読むあなたの運勢』(KADOKAWA)p.32-34 牡牛座、あなたの未来〈2020以降〉より

 

僕は、牡牛座にしかない強烈な世界観のひとつに

 

「絶対的な、好きと嫌いの世界がある」

 

が挙げられると思っています。

 

牡牛座って「アイスと言えばチョコミント。アイスと言えば〇〇で売っているチョコミント」とか、自分の好きなものに対しては念仏のように唱えて、とてもとても大切にしています。

 

そこで「え、アイスだったらパイナップル味もおいしいじゃん。食べてみなよ」と勧められると、一瞬表情とか動きが硬直します。この硬直は拒絶反応なのです。でも、バレないように0.2秒後ぐらいに「あ、どうもありがとう(いらねー)」と言ってチョコミントアイス以外のアイスを受け取ったりします。

 

「好き」と「嫌い」が本当に自分の中で定まっている牡牛座なのですが、それによる苦労も中々多いです。

 

僕は、牡牛座の人が心を開こうとしてくれている時って、自分の過去の話をしてくれたりするケースが多いと感じて生きてきました。すごく華やかな世界で活躍している素敵な人が、「私、昔家族と一緒にすごくオンボロの映画館で映画を観て。その映画に出ていた俳優の○○さんがずっと好きなんです」という、今のその人からは想像つかない世界を紹介してくれたりする。

 

それがいわば、「私の隠れ家」を紹介してくれている感じがあって、その温かさがすごく好きなのです。でも、社会に出る、生きるということは、自分の「好きな世界」だけで生きていくわけにはいかない。その世知辛さと残酷さを一番に理解しているのが牡牛座自身であり、そのため、牡牛座は色々な「そんなに好きでもないもの」を努力によって克服しようとしていきます。

 

そして、この2018年、2019年において、これは本当に怖がらないで下さい。

 

あなたは一度「自分の好き嫌いって何だっけ?」ってわからなくなってきてしまった感覚があったと思います。

 

今まで好きだったものが「あれ、そんなに好きじゃないかも」と思ったり、逆に「そこまで好きじゃないかも」と思っていたものに「あれ、けっこう良いかも知れない」と思ったり。

 

「自分の基準を一回壊し、新しい流れに乗ってみる」

 

そうやってチャレンジしている牡牛座の方はたくさんいらっしゃると思います。

 

応援を込めて、2018年、2019年、2020年の牡牛座について本には書きました。

 

もしよろしければ手に取ってご覧頂けたら幸いです。

 

しいたけ.