赤崎社(滝部八幡宮)、下関市豊北町滝部 | 日本の歴史と日本人のルーツ

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豊北町滝部の滝部八幡宮の摂社に赤崎社と言う神社がある。祭神は宇迦之御魂神(豊受大神)とされている。

古事記では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)ですが、日本書紀では倉稲魂尊(うがのみたまのみこと)と表記されています。名前の「ウカ」は穀物・食物の意味で、穀物の神様です。スサノオとカムオオイチヒメ(オオヤマツミの娘)との間に生まれ、大年神の妹神とされています。別名、御饌津神(ミケツカミ)、宇賀御魂命(ウカノミタマノミコト)。さらに、一般に大宜都比売神・保食神とも同一視され、更には伊勢神宮外宮の神である豊受大神とも同一視されています。

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神社そのものは古くは無く、阿川から勧進したとか

ここから南西方向に宇賀本郷があり、ここが宇迦之御魂神の故郷と目しているが(参考)、伊勢神宮外宮の豊受大神と同一神であるとすると(参考)、西方の沖ノ島の天照大神との関係に興味がある(参考)。


参考

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滝部八幡宮、赤崎社の西に沖ノ島

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滝部八幡宮(たきべはちまんぐう)

【鎮座地】〒759-5511 山口県下関市豊北町大字滝部3158 旧長門国 豊浦郡
【御祭神】應神天皇 仲哀天皇 神功皇后 (合祀)豐受大神 大山津美神 大物主神 熊野大神 厄神 
【例祭】2月末日 祈年祭 11月10日 秋季例祭 11月11日 秋季例祭 12月上旬日曜日 新嘗祭
【旧社格等】郷社
【御由緒】
当社は大分県宇佐八幡宮から勧請したとも神田上一の宮(現住吉神社)より勧請したとも伝えられる。旧郷社。

創建は弘長三年(1263)で応永九年、天文一六年には再建されたとある。本殿の造りは三間流造。滝部上組、中組、下組、末組の氏神ではあるが、阿川毛利氏の篤い崇敬は当神社の存続に大きく関わる。

寛文七年(1667)氏子有力者によって奉納された鐘が楼門にある。江戸中期に始つた腰輪踊は今も春祭に奉納され、昭和五十三年には豊北町無形文化財に指定された。又、境内には樹齢七〇〇年以上とされる県天然記念物イチイガシや、吉田松蔭撰文の烈婦登波碑がある。


神田上の一の宮(現、住吉神宮)から勧進したとか!この一の宮は白村江の戦いの敗戦の後に創建された(参考)。


宇迦之御魂神は稲の精霊神だが、穀物の神としては他に、 保食神、大気都比売神、登由宇気神(豊受大神)、豊宇賀能 売神、若宇加能売神、御食津神などがあり、 これら神々を同神と考える場合も多い。

稲荷神とも同神と考えられ、また白蛇の姿で財宝神とも考えられた。 また、宇賀神として弁財天とも習合した。

宇迦之御魂神を稲荷大神とも呼ぶが、伏見稲荷大社では、 宇迦之御魂大神、佐田彦大神、大宮能売大神、田中大神、四大神の五柱で、稲荷大神としている。