心身の状態を
より良く保つためには、
自分の状態を
モニタリングするのが
効果的です。
モニタリングとは、
「観察」という意味です。
モニタリングすることで、
現在の自分の状態を
把握することができます。
自分の現状を
しっかりと把握できれば、
現状維持で良いのか、
それとも何かを修正すべきか、
適切な評価が下せます。
UnsplashのMonika Kabise
それでは自分の状態を
モニタリングするためには、
どのような点に
注目すれば良いのでしょう?
具体的には、
次の5つの領域について
モニタリングするのが
効果的です。
①動機のモニタリング
動機のモニタリングとは、
何かをする時の目的や意図、
信念や信条、価値観など、
動機となりうるものを
観察することです。
②行動のモニタリング
行動のモニタリングとは、
自分がしていることは何か、
していないことは何か、
どんな態度で振る舞っているか、
などについて観察することです。
③思考のモニタリング
思考のモニタリングとは、
どんな考えが頭に浮かんだか?、
見聞きしたことをどう説明づけたか?、
頭の中でどんな論理が展開したか?、
などについて観察することです。
④感情のモニタリング
感情のモニタリングとは、
自分の内側で湧き起こった
感情を観察して、
“怒り”、“落ち込み”、
"焦り"、"喜び"、“驚き”、
などのように名称をつけて
捉えることです。
⑤身体のモニタリング
身体のモニタリングとは、
身体の各部の調子や
快・不快感、活力の有無、
などについて観察することです。
このようにして、
自分の状態を適切に
モニタリングできれば、
その時々に叶った
自己調整の方法が、
見つけやすくなり、
心身の状態を
より良く保てるように
なるでしょう。
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