ブラウザのインストール | パピーリナックスをはじめよう

パピーリナックスをはじめよう

パピーリナックス(Puppy Linux)のプロモーション

パピーリナックスにははじめからブラウザが組み込まれています。以前のパピーではSeamonkeyが標準でしたが、最新パピーのPrecise-571JPではoperaブラウザが採用されました。

ブラウザはいちばん使うアプリなので、それぞれの好みもあることでしょう。それらは追加でインストールすることができます。でも、注意点がいくつかあります。

コンパクトをウリにするパピーにとって、ブラウザは巨大なアプリです。アプリ自身が大きいだけでなく、これを使ってネット上の大きなファイルをダウンロードすることもありますし、そうでなくても自動的にキャッシュが作られたりします。

実装RAMが512MB以下でライブCDから起動しているときは、何かを追加インストールする前に、いったんセッションを保存してPCを再起動することをお勧めします。Windowsと同居しているなら、仮想メモリの設定もしておくとよいでしょう。

パピーは基本的に512MB程度の「パピースペース」(pupsaveとほぼ同義)の範囲内で動作します。ブラウザの動作によってこのパピースペースが食いつぶされ、最悪ハングアップすることがあります。パピースペースの消費量はパピーのデスクトップ画面の下端のトレイの右端の時計の隣に表示されています。

パピースペース


パピーに組み込まれているブラウザは、パピースペースを大量消費しないように設定されています。自分でブラウザをインストールした場合は、そのように自分で設定しなくてはなりません。パピーリナックス日本語フォーラムの
FAQ:ブラウザを使っているとpupsaveがすぐいっぱいになってしまう。 をご覧ください。

各ブラウザの公式ページからダウンロードしてインストールしたのでは、パピーのメニューに登録されないことがあります。パピーのパッケージ・マネージャからインストールすると、その点は大丈夫ですが、.deb や .pet でインストールするとpupsaveを消費します。,sfsはpupsaveを消費しないので、大きなアプリは.sfsで用意されたものを見つけることが基本です。

追加SFS
パピーリナックス日本語フォーラムの追加アプリケーションのトピックの中を探せばパピー用に調整されたSFSを見つけることができます。
Seamonkey
Firefox
これらのSFSには flashplayerが同梱されています。
Chromium / Google Chrome
Google Chrome は独自にplayerを内蔵していて、flashplayerは必要ありません。 Chromium には別途 flashplayerが必要です。
ChromiumやGoole Chromeはかなり巨大なので、RAMが少ないとか、古いPCでは要注意。安定して使えるのは実装RAM1GB以上ではないか。
最新版を使うには、パピーも最新版 Presice-571JPでないと使えません。

ポータブル・シリーズ
一般にブラウザは巨大なアプリです。組み込みのものやSFSでインストールしても自動更新するとpupsaveを消費します。手動でダウンロードしてきて展開して使ってもキャッシュやダウンロード先の設定を変更しないと、pupsaveを食いつぶします。
ポータブルFirefoxは設定ファイルやキャッシュ、ダウンロードも firefox-portableフォルダ内となり、パピースペース(pupsave)をほとんど消費しません。
ポータブルFirefox
ポータブルSeaMonkey
Flashplayerは別途インストールしてください。
Google Chrome ポータブル
Flshplayeは必要ありません。パピースペースは消費しませんが、Google Chromeの場合、実装RAMは1GBくらいないと使い辛いでしょう。最新版 Presice-571JPでないと動きません。

パピー 4.x系用のブラウザ
パピーリナックス 4.x系の最新は 431JP2012ですが、これに同梱されている seamonkey 1 では最近のネット上のページを正しく表示できないことがあります。
最新の Seamonkeyをインストールしてください。
他のブラウザの最新のものは 4.x系パピーでは使えません。旧バージョンである firefox17 などは使えます。

パピー4.x系といえども、これらブラウザを更新するとけっこう重くなります。
431JP2012をベースに改造し、軽量ブラウザOpera12を組み込んだものが計画されています。お試しください。
おぺらっぴぃ 431JP2012