Grub4Dosの使い方 | パピーリナックスをはじめよう

パピーリナックスをはじめよう

パピーリナックス(Puppy Linux)のプロモーション

パピーリナックス(Puppy Linux)を内蔵HDDやUSBメモリにインストールするとき、ブートローダーはGrub4Dosを使うのが標準になっています。パピーにはメニュー>システムのところに「Grub4Dos ブートローダの設定」があります。この使い方の詳細はヘルプファイルに詳しく説明されています。ここでは典型的な使い方を3つ紹介します。

1. パピーを内蔵HDDに新規インストール
もっとも典型的なものは、パピーを内蔵HDDにインストールし、MBRをGrub4Dosにするものです。パピーのインストールそのものは Frugalインストーラで行いますが、 Frugalインストーラ自身はブートローダを設定しないので、「Grub4Dos ブートローダの設定」を起動します。

Grub4DosのGUIが立ち上がったら、標準設定のままでOKを押し続ければ、ほぼ自動でブートローダの設定が完了します。

2. パピーを内蔵HDDに追加インストール
次の例は、すでにパピーがインストールされていて起動できる状態のところに、別のパピーを追加してインストールする場合です。最初のパピーが Windows用インストーラ(.exe)でインストールされた場合を含みます。

たとえば 571JPをWindows用インストーラでインストールし、重ねて 431JP2012を追加インストールしたいときは、 431JP2012もWindows用インストーラが用意されているので、それ(.exe)を使ってインストールすればよく、Grub4Dosを新たに設定する必要はありません。

本家版PuppyなどWindows用インストーラが用意されていないものを追加インストールする場合などはGrub4Dosを再設定しなくてはなりません。

この場合、すでにgrub4dos(grldr)が起動できる状態になっているので、必要なのは起動メニュー(menu.lst)の変更だけです。menu.lstを直接テキストエディタで編集しても構いませんが、ここでは「Grub4Dos ブートローダの設定」を使います。

GUIが立ち上がったら、追加オプションの中で「ブートローダーは書き換えない」にチェックを入れます。他は標準設定でOKを押し続ければ、ほぼ自動でブートローダの設定が完了します。

3. USBメモリへのインストール
USBメモリへのパピーのインストールにはさまざまな方法がありますが、Frugalインストーラを使ってインストールする場合、ブートロダーの設定はGrub4Dosで行います。


GUIが立ち上がったら、インストール先にUSBメモリを指定します。また追加オプションでは「このドライブ内だけを検索」にしておくと良いでしょう。他は標準設定でOKを押し続ければ、ほぼ自動でブートローダの設定が完了します。


UnetbootinでUSBメモリへのパピーをインストールした場合、パピーの「Grub4Dos ブートローダの設定」を走らせて、Unetbootinによる設定を上書きすることをお勧めします。パピー固有のUSBメモリ用オプションであるとか、RAMモードがメニューに現れるとかで、使いやすくなります。

関連記事
パピー用語集: Grub4Dos