一からのやり直し | パピーリナックスをはじめよう

パピーリナックスをはじめよう

パピーリナックス(Puppy Linux)のプロモーション

最初の状態に戻す

いろいろいじっているうち、動作がおかしくなった。もういちど最初からインストールし直し…。パピーリナックス(Puppy Linux)では、そんな必要はありません。

パ ピーのシステムは「パピーSFS」というひとつのファイルにまとめて収められている。このファイルは書き込み不可。変更部分(差分)は書き込み可能な別 ファイル、pupsaveファイルに収められる。変更部分であるpupsaveファイルを用いないでパピーを起動すると、パピーを最初の状態に戻すことが できる。
パピー用語集: RAMモード

Frugalインストールでない「FULL」インストールではRAMモードで起動することができない。FULLインストールが推奨されない理由のいちばん大きな理由がこれ。
パピー用語集:Frugalインストール

pupsaveのお引越し

最初の状態に戻るのはよいが、それまでの設定やブラウザのブックマークなどはどうする?

それまでの設定は pupsaveファイルの中にありますが、Windowsなどからpupsaveファイルは見つけられても、その中身まではアクセスできません。パピーを RAMモードで起動し、pupsaveファイルをクリックすれば中身を見ることができます。

そ の前に pupsaveのファイル名を変更しておきましょう。 Precise Puppy (571JP, 550JP) では pupsaveのファイル名は precisesave-*.4fs などとなります。古いものを、たとえば precisesave-old.4fs とします。

RAMモードで起動し、シャットダウンあるいはPC再起動の前に、新しく pupsaveを作ることができます。この時点で pupsaveファイルは新旧 2つあります。

pupsaveが2つ


この状態でパピーを起動すると、 2つの pupsaveのどちらを使うかの選択肢が出ます。
0 none
1 sda1 /Puppy-Linux-571/precisesave-old.4fs
2 sda1 /Puppy-Linux-571/precisesave.4fs
ここで 2 を入力すると、新しい precisesave.4fs を使って起動します。

デ スクトップが立ち上がったら、古い precisesave-old.4fs をクリックすると、その中身にアクセスできます。そこで必要なファイルをコピーしてくるとよいわけです。新しい環境が整えば、古い  precisesave-old.4fs を削除すれば pupsaveはひとつになるので、起動時に尋ねられることはありません。

参考リンク
パ ピーリナックス日本語フォーラム:
 初期化されてもファイルは残っていますか?
pupsaveを新たに作り直す方法?