僕が勉強しているエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の主宰である藤村正宏先生は『会社やお店とお客様は関係性は築けない。だから店主やスタッフ個人と関係性を築かなければいけない。その為にSNSを上手に使いましょう。』と仰っています。

 

酒のしのぶや三代目店主(仮)の佐藤浩一(@saketen51)です。

 

藤村先生のその言葉を聞いた時にふと思ったことが、それって飲食店さんとかでよく見られることと同じなんじゃないかってことです。

簡単にいうとキャバクラでもスナックでもお客様はお店が好きで行っているというよりは、そのお店にいる女の子に会いたくて行っているんじゃないでしょうか?

ホストクラブでも同じことが言えると思いますが。

 

以前浪江の時のお客様でスナックを経営されているママさんと話をした時に、〇〇ちゃんがお店に来てくれるまでは暇だったんだけどね、〇〇ちゃんが来てくれるようになってお客様が増えたと言うんです。

確かに配達をしている僕からしてもそのスナックは決して忙しいお店ではなく、どうしたらいいかと時々相談されていました。

それが新しい女の子が入った途端にお店も忙しくなり注文も増えました。

 

それからしばらくしてその女の子がお店を辞めたら一気に暇になってしまい、違うお店に移ったらそのお店が忙しくなりました。

理由は簡単でその女の子目当てのお客様が女の子が働く店が変わったのでお客様も一緒にお店を変えてしまったんです。

その証拠に新しく移ったお店のママさんに「〇〇ちゃんが来たら今まで見たことないお客様が増えたんだよね」と言われました。

おそらくこれってどこのお店に移動しても同じことが起こると思うんです。

だってお客様はお店に会いに行ってる訳じゃなく〇〇ちゃんに会いに行ってたんですからね。

これはお店とお客様の関係性ではなく、お客様と〇〇ちゃんの関係性があるからです。

 

以前テレビで東京のキャバクラ嬢でナンバー1の人を取材した番組を観たことがありますけど、そのナンバー1の女の子もナンバー1になれるようにお客様にメールしたり電話したり誕生日にはプレゼントをしたりと、お客様との関係性を築く努力をしていたんです。

誰でもできることですけど誰でもがやらないことを継続してやり続けた結果がナンバー1という称号だったんじゃないかと番組を観ていて思いました。

 

それだけじゃなくシェフとかもお店を移動するとお店の売り上げに大きく影響すると何かで観たことがあります。

これもお店じゃなくそのシェフの料理を食べたいお客様が、シェフを追いかけてお店を変えるんだと思います。

 

だからこそお客様との関係性を築かなければいけないし【あそこのお店で買いたい】も嬉しいですけど【あそこのお店には佐藤浩一がいるから買いたい】と言ってもらえるように僕も頑張りたいと思います。