僕の知り合いで香川の酒屋さん(有)タニーズの中川くんというかたがいるんですけど、先日その中川くんのブログを読んで同業者として激しく同意したので勝手にリブログさせてもらいました。

 

酒のしのぶや三代目店主の佐藤浩一(@saketen51)です。

 

そのブログを是非読んでみてください。

 

読まない方のために抜粋しますと

 美味しい=手に入らないでは無い

販売は酒屋はもちろんですが、お酒を取り扱うお店でしたら買うことができます。そこでよく勘違いされることがあるんですが、どこでも買えるお酒より中々買えないお酒の方が美味いと思われることです。

 

確かに希少価値の部分ではあると思います。蔵の大きさで仕込みの量やお酒のブローカーがプレミアが付くまで買い占めたりと色々な方法で買いにくくなっています。

僕もそうですが、なかなか手に入らないって言われるとなんか美味しく感じたりします(笑)

でも今残っている酒蔵のお酒は大きい蔵も小さい蔵のお酒もどちらも美味しいということです。

 

作り手は飲んでいいただく皆さんに美味しいと言ってもらうために精魂込めて仕込んでます。毎年変わる米の出来具合や気象条件。厳しい条件の年もある中、なるべく味を統一さす技術などはまさに職人芸。当たり前のように出されるお酒もそう考えるとまた楽しみ方が変わると思います。

美味しいお酒=手に入らないお酒

じゃないんですよね。

普段手にしているお酒でも美味しいのは沢山あるし、手に入らないお酒だけが美味しいお酒ってことではないと思いますよ。

 

僕の主観ですけど中川くんのブログを読んだときに思ったのが、全然詳しくはありませんがAKBグループのことが頭に浮かびました。

AKB48は『会いに行けるアイドル』というコンセプトで、アイドルなのに劇場に行けば必ず会えるアイドルってことで人気を博したと何かで見たことがあります。

今までだったらコンサートやテレビ局の出待ちとかでしか見れなかったアイドルが、劇場に行けば見られるって凄いことだったんだと思います。

 

だって僕たちの時代のアイドルといえば『ウ○チなんて絶対にしない』みたいな、どこか雲の上の存在的な感じがしていたと思います。

それがそこに行けば必ず会えるなんて凄いですよね。

それ以外にも要因は沢山あると思いますがAKB48が売れたのはそのコンセプトがあったからなんじゃないかと思うんです。

 

そんなことを考えてお酒に関しても美味しくても手に入らないお酒だとなかなか飲むことができませんよね。

一年に一度しか飲めない美味しいお酒と通常手に入る美味しいお酒と、晩酌するならどちらのお酒の方がいいですか?ってことだと思うんです。

 

 

僕ならば毎日晩酌できる美味しいお酒の方がいいと思います。

決して限定品が悪いとか手に入りにくいお酒がダメって言っているわけじゃなくて、普段の晩酌として飲むのであれば毎日手の届く美味しいお酒の方がいいと思うって事です。

なので普段飲みの美味しいお酒があって限定品をたまに飲むってのがベストなのかなぁって僕は思います。

限定品だからとか手に入らないからって美味しいお酒なんだよって事じゃないということをご理解いただければと思います。