1+1=2

 

1+1=2みたいに簡単に正解なんて出ないですよね。

仕事とか商売の正解って誰が決めるんですかね?

というかそもそも簡単じゃないから商売って楽しいんじゃないかなって思うわけです。

そんなことを考えていた【酒のしのぶや】三代目店主の佐藤浩一です。

 

僕が自分の店を継ぐことを決め学校を卒業してから一時は丁稚奉公に行こうと考えていたわけですけど、親父が「人様のところでできるんだったら自分の店でもできるだろう」ということで卒業してすぐに家業を継ぐことになりました。

 

僕が仕事を始めた22年前から親父の教えで「考えてるだけで時間なんかすぐに無くなっちまうんだから、とりあえず考えてないでやってみろ!ダメだったらやり方を変えてみればいいんだから」というのがあり、僕はこの教えを忠実に守り2年目からは自分の好きなことを色々と試してきました。

 

その代わりと言っちゃなんだけど『ダメだこりゃ!』ってのもいっぱいありましたけど、僕の悪いところはダメなことをダメと捉えないことです(笑)

 

衝撃的な出会いをした芋焼酎を初めて飲んだ時に「こんなに飲みやすい芋焼酎があるんだったら売れる!」っていう根拠のない自信で、当時大手メーカーさんの5種類もあれば事足りる本格焼酎に手を出し「いつ売れるの?」と奥さんからもチクチク言われても一番多い時で400種類くらいの本格焼酎を「絶対売れる!絶対に売れる!本格焼酎に対する自分の中でのイメージが変わったんだから絶対に売れる!」と思い込んで揃えてました。

 

{5687B269-158F-4075-A989-2DB2D42E219D}

今も酒屋なのにジーンズを売ってますけど最初親父には「そんなの酒屋が売るもんじゃねぇべ!」と言われたんですけど、自分がジーンズ好きで酒屋でジーンズ売ったら面白くね?っていう簡単な考えではじめました。

そんなにメチャクチャ売れてるわけじゃないですけど、ジーンズ好きなお客様と話をしたりするのも好きだし、ジーンズに興味があって来ていただいたお客様がお酒を買ってくれたりと相乗効果もあったのかなと思ってます。

 

なんか親父に反対されると「絶対売ってやる!!!」って思っちゃうし長年やって来た酒屋の大先輩が売れないって言うってことは、周りの酒屋さんの大先輩達も同じ考えでやってないんだろうから、自分がやったら一番最初にやった人になるし何より本格焼酎もジーンズも自分が好きだからやってきたし続けてこれたんだと思います。

 

よくよく考えたら商売に正解なんてないんですよね。

正解があるのであれば廃業する人たちもいなくなるだろうし、正解があるのであればみんな商売人になっちゃうと思うんですよ。

だって「私、失敗しないので!」って人ばっかりになるわけじゃないですか!

何が正解なんて誰もわからないし正解がないからこそ商売って面白いんだって、たかだか22年しか商売してない僕は勝手に思ってます(笑)

 

正解がないんだったら自分がドキドキすることとかワクワクすることをやってみたら結果面白いことになってたってのがベストなんじゃないかって思います。

 

あくまでも僕個人の意見なので良い子の皆さんは真似しないように(笑)