🔹やなことされた〜!
お部屋でT君が涙目で
「A君にやなことされた〜」
と言いにきました。
保育士3人でおにぎりを食べていて、
子どもたちは食べ終わって遊んでいたのです。
とみぃ(保育士)が第一声で言いました。
「T君も嫌だって言ったの?」T君、目が点…
だってそれは大変!悪いのはA君、T君大丈夫?!
となることを期待していたからです。
私はT君の戸惑いを、いいぞーと見ていましたら
「えっとね、だってね、あのね」と
説明が始まりました。
そしてまた、とみぃが「T君は言えたのかな?」
と言うと……無言に。。。
ここで一緒にいた保育士なっちゃんが
「T君、嫌だったんだね〜」と受け止めました。
すると言葉がどんどん出てきて
「〇〇でこうだったからこう言ったんだ!」
と言えました。
とみぃとなっちゃん二人で
「言えたんだーすごいじゃない!」
と褒めました。
*
大人は子ども同士のトラブルがあると、
すぐに良し悪しをつけて裁こうとします。
たぶん今日のこともT君からしたら
「A君はわるいでしょ、僕に嫌なことしたんだから!」
という気持ちが満々でした。
そこへ保育士が、
“T君ができることは何だったのかな?”
子どもの中に入りこむのではなく、
気づきを感じさせる声かけをしたのです。
このような対応をしていると、
子どもたちは自分の気持ちと
相手のことを感じながら、自分で考えて
行動することができるようになるのです。
大人が成敗していては、その力はつきません。
いつも大人に頼ることになってしまいます。
お母さんさんにもお迎えの時に
それをお伝えしました。
我が子とのやりとりは、
同じパターンになってしまいがち。
そして大人より子どもの方が先に学んで
予測言動をします。
自分の機嫌は自分でとる!
口で言うのは簡単ですが、小さな頃から
ここに向き合っていたら、
子どもなりに自分を知り
自信を持って生きていけるはず💕
と思っています^^
#園日記より
#川崎市宮前区幼稚園