🔹やなことされた〜!


お部屋でT君が涙目で
「A君にやなことされた〜」
と言いにきました。
保育士3人でおにぎりを食べていて、
子どもたちは食べ終わって遊んでいたのです。


とみぃ(保育士)が第一声で言いました。
「T君も嫌だって言ったの?」T君、目が点…
だってそれは大変!悪いのはA君、T君大丈夫?!
となることを期待していたからです。


私はT君の戸惑いを、いいぞーと見ていましたら
「えっとね、だってね、あのね」と
説明が始まりました。

そしてまた、とみぃが「T君は言えたのかな?」
と言うと……無言に。。。
ここで一緒にいた保育士なっちゃんが
「T君、嫌だったんだね〜」と受け止めました。


すると言葉がどんどん出てきて
「〇〇でこうだったからこう言ったんだ!」
と言えました。
とみぃとなっちゃん二人で
「言えたんだーすごいじゃない!」
と褒めました。


大人は子ども同士のトラブルがあると、
すぐに良し悪しをつけて裁こうとします。
たぶん今日のこともT君からしたら
「A君はわるいでしょ、僕に嫌なことしたんだから!」
という気持ちが満々でした。
そこへ保育士が、
“T君ができることは何だったのかな?”
子どもの中に入りこむのではなく、
気づきを感じさせる声かけをしたのです。


このような対応をしていると、
子どもたちは自分の気持ちと
相手のことを感じながら、自分で考えて
行動することができるようになるのです。


大人が成敗していては、その力はつきません。
いつも大人に頼ることになってしまいます。

お母さんさんにもお迎えの時に
それをお伝えしました。
我が子とのやりとりは、
同じパターンになってしまいがち。
そして大人より子どもの方が先に学んで
予測言動をします。

自分の機嫌は自分でとる!

口で言うのは簡単ですが、小さな頃から
ここに向き合っていたら、
子どもなりに自分を知り
自信を持って生きていけるはず💕
と思っています^^

#園日記より
⁡#川崎市宮前区幼稚園



 

おむすび🍙つくったよ‼️