お菓子のブーツをみると思い出す
幼稚園のころ

{A0D3B220-5FAD-43CC-95AE-8E8152C3BA53:01}



クリスマスシーズンになると
いきつけの八百屋さんに
お菓子のころブーツがぶらさげられました


クリスマスの日に
母が


せっちゃん、クリスマスだから
好きなお菓子ブーツを買ってあげる
どれがいい?

と、聞かれ


えぇーーーっ
心の中では、どれでもいいの???!!!
1番大きいのがいい、

と思ったものの


普通に買ってもらえるくらいの
下から二番目くらいの大きさの
ブーツを指さしました。



今思えば
いつもの様子で
お金があるわけでないので
子ども心に、気を配ったんですね


ここで、
大きいのにしてはいけない、、、と


でも母は驚いて



えっ?これでいいの?
大きいのでもいいんだよ!


と、言いました。


うん、これがいいの
〇〇がついてるから
(それぞれキャラクターがあったような)

と言うと

とても悲しそうな顔をして
がっかりしてたみたい。
なんだか
気を回したことが、
がっかりさせたことになって


私も
もう二度とあの大きいお菓子ブーツは
買えないかもしれない……と落胆


幼い子どもの時のことですが
ずっと忘れられずにいます。




絵本作家の
くすのきしげのり先生も
おっしゃっていましたが


子が親を思う気持ち
親が子を思う気持ち
がどれほどに強いものなのか


親子はそうやって硬く結ばれて
親子になっていくんですね
お互いの思いやりが重なり合っていく


母は遠慮したなんて知らないだろうし
そのあとも毎年来るクリスマス
覚えてもないだろうなぁ




胸キュンの思い出
わたし、いい子したかったんだね。

***