例えば1つの作品を書き上げるのに1年かかるとする。

 

 

この場合最初の1〜2ヶ月で物語の骨組み(プロット)を作成し、作品執筆に必要な情報を集める。

 

 

あくまでも私の場合、物語の方向性、構造、完成までにかかる時間、全体の長さ、作品の中身、作品の質のほとんどがこの1〜2ヶ月で決まる。

 

 

そして残りの期間は毎日淡々と決められた流れに沿って作品を執筆するだけだ。

 

 

プロットさえできてしまえば後は淡々とした日々の作業の繰り返し。

 

 

しかし作品執筆の一連の流れの中で、最もエネルギーを消耗する瞬間というのが一瞬だけある。

 

 

その瞬間とは「物語の最初の1文字目を書く瞬間」だ。

 

 

最初の1文字目を書く瞬間は、未知なる大海原に向かって出港するのに似ている。

 

 

元々モチベーションが高い私は、その出発の瞬間だけに物語執筆に必要な全エネルギーの90%を消費すると言っても過言ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Chocolate vol.47: 怪談

 

 

 

 

 

 

 

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