二十歳を超えたあたりから、「男女の友情なんて本当にあるのだろうか?」と思うようになった。
私のイメージする「男の友情」とは、桃の花が咲き乱れる中で「生まれた日は違えども死ぬときは共に」と盃を交わしながら誓い合うようなもの。
二十歳を過ぎてからも男性から「友達友達」と言われることが何度もあったが、どの「友情」も私がイメージする「男の友情」とは全く異なった。
それこそ男性が勝手にイメージする「女の醜い友情」以上に、男性から向けられる「友情」は醜い友情ばかりだった。
男から女に向けられる「友情」はハムより薄い。
それこそ生ハムレベル。
その生ハムの向こうに透けて見えるのは、権威・権力への執着。
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