いつの時代も人は、
「正しい者が救われて、悪事をなした者は裁かれる世であって欲しい」
と願うものなのだと歴史を書いていると思う瞬間が多々ある。
しかしそもそも善悪の基準が十人十色なのだから、その願望が叶うことは絶対にない。
自分が悪だと思った人間でも成功することはあり、「自分は正しく生きている」と思っていても救われないこともある。
そして最終的に勝った人間が歴史に名を連ねていく。
実は多くの人はそれを潜在的に感じている。
だからこそ、この願いにすがりつく。
すがりついた結果、成功者への憎しみ・嫉妬を正当化する。
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