作家として、モデルとして、「文章が書ける美女」として、読者にはいろんな視点を与えていけたらといつも思いながら仕事をしている。
別に私にいつも共感できなくてもいい。
むしろ今の世の中には「共感することがいいこと」といった価値観が蔓延っているため、自分では共感しているつもりでも実は、
「共感しているフリをした方がいいから共感しているフリをしている」
だけであることは本当に多い。
疑問や反感、そういった感覚も大切にしてほしい。
私は別にたくさんの人から褒められたくて、好かれたくてこういうことをしているわけではないのだから安心してそうした感覚を味わってほしい。
共感にしろ、疑問や反感にしろ、それらの感覚は自分自身の価値観を明確にしてくれる。
私は読者にとって、自分自身の価値観を明らかにするための道具の一つでありたい。
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『Chocolate』
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