「世の中の『普通』は必ずしも正しいわけではない」
「一般的に語られている『普通』に合わせて生きなくてもいい」
「自分らしい生き方をしよう!」
そう広く言われるようになってもう何年経つだろうか。
大学卒業まで私にとっての「普通の生き方」とは「大学卒業後にサラリーマンか公務員になって結婚して子供を生むこと」だったが、その「普通の生き方」に疑問を持った結果私は今の働き方をするようになった。
これだけ話せば私は世間に対して「『普通』に縛られない生き方をしよう!」と言っている人になるかもしれない。
ただ、こうして実際に自分がこれまで抱いてきた「普通」に疑問を持ち、「自分らしい『働き方』」を模索するのは決して楽なことではなかった。
0の状態から「自分らしい働き方」を実現させるには必要な情報を集めなければならない。
しかもその情報は一箇所にまとまっているわけではなく、一つ一つ自分で集めなければならないものばかりだ。
さらに全部集めた上で自分の中で情報を組み立てなければならない。
世の中には「最短で成功する方法」などの情報もごろごろ転がっているが、こういうのを安易に鵜呑みにするとあっさり挫折して元の人生に戻る。
結局0から「自分らしい働き方」を実現させるには根気と工夫が必要で、実現させるには恐ろしいほどの労力・時間・お金がかかってしまう。
「こんなに苦労するなら『普通の働き方』をした方が圧倒的に楽だな」
私がそう思ったのは一度や二度ではない。
だから私は「自分にとって都合のいい部分は『普通』を維持し、自分にとって都合の悪い部分は『普通』を疑う」のが一番コスパがいい生き方だと思うようになった。
現に私は20年以上信じてきた「普通の『働き方』」を変えて今の働き方をするようにはなったが、「27歳で結婚・31歳で妊娠」という部分は「ごくごく普通の人間」だ。
実は大学卒業までイメージしていた「大学卒業後にサラリーマンか公務員になって結婚して子供を生む」生き方の、「サラリーマンか公務員になる」以外はやっている。
多分私はこれからもこうして「普通の美味しいとこどり」をして生きていくのだろう。
0か100かで「普通」というものを見るのではなく、自分にとってちょうどいい「普通」で生きていく。
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