夫が夕食を作っている間、私は書斎で仕事をしていた。



料理をしながら夫はテレビで『鬼滅の刃』を見ていたようで書斎にいる私にもその音声は届いていた。


「……炭治郎、めっちゃ説明するな……」


なんとなく聞いているだけだが炭治郎があまりにも詳しく説明してくれるため映像を見ずとも状況はイメージできる。


実は私もこうして日々文章を書く中で「説明しなきゃ。もっと説明しないと」と焦ることは多い。


誤読されるのが怖いのではなく、特にSNSでは詳しく説明しなければ投稿そのものが読まれにくくなるためだ。


「雄妃の文章はとりあえず読めるけど頭で考えなきゃいけないところが多すぎる。それじゃあネットではウケないぞ」


夫にそう指摘されることもあるがこれでも私としては「なんでこんなに説明しなきゃいかんのだ」と思うほど説明しているつもりだ。


仕事の傍『鬼滅の刃』での炭治郎の詳しい描写の説明を聞いていると、日頃私が抱いている、


「日常の中でほんの少し深く考えるきっかけを提供したいが、全てをきちんと説明はしなければ読まれない。しかしいちいち私が説明すると読者の自由を奪ってしまう」


という葛藤を思い出さずにいられない。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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