2018年7月から毎月15日に出版してきた「項羽と劉邦」シリーズ。

 

 

ついに最終話がダウンロード可能になりました。

 

 

ダウンロードはこちらから。↓

 

 

 

 

前々からお伝えしていたように私の「項羽と劉邦」は最後に劉邦が死ぬ物語です。

 

 

そのため予告通り本作は最終的に戦に勝利し、皇帝になった劉邦が主人公となっています。

 

 

中学3年生の国語の教科書で「四面楚歌」の話を読んだことをきっかけに私は中国史オタクになりました。

 

 

そしてあの頃から「将来歴史小説を書くぞ!」と決めていました。

 

 

3年間の執筆の中で自分の未熟さや至らなさに自己嫌悪し、前向きな気持ちを維持するために必死にならなければならない瞬間は何度もありました。

 

 

それでもこうして続けてこられたのは読者の皆様のおかげです。

 

 

誰もが自分の作品を発信し、販売できる今、この手の作品は作者のモチベーションによっては完結しないこともあります。

 

 

これは作品を追いかける読者側は「作家のモチベーション」という曖昧なものに振り回されるリスクを背負うという意味でもあります。

 

 

そして今年の3月には私が妊娠したため、それまで「15日告知」を徹底してきたにもかかわらず4月15日はお休みを頂かなければなりませんでした。

 

 

3月15日に配信した物語で主役の片方である項羽が死んだ上に4月はまだ流産のリスクも高かったためはっきりと妊娠していることをお伝えできず、読者の皆様の中には「本当に完結するのか」と不安に思われた方もいたかと思います。

 

 

そんなリスクを背負ってまで私を信じ、作品の結末までお付き合いくださった皆様には感謝の気持ちしかありません。

 

 

本当にありがとうございます。

 

 

長年この仕事をしているとつくづく「作品から最も影響を受けるのは作家自身だ」と思います。

 

 

そのため「2021年秋に劉邦が死ぬ話を書く」と計画し、執筆し始めた2018年の時点で、2021年の秋に自分も節目を迎えることは予想していました。

 

 

まさかそれが妊娠だったとは思っていませんでしたが、世界中がコロナウィルスのために混乱しているこのタイミングでの妊娠は私としては自然なことだったのかもしれません。

 

 

「もし早産とかになったら前回の『項羽が死んだ直後』以上に中途半端なところで物語の更新が止まるんじゃないか」

 

 

とも心配していましたが、幸いそんなこともなくここまで順調に過ごし、完結させることができました。

 

 

助かったぜベイビー!

 

 

ありがとう!

 

 

そして最後に。

 

 

自分の意思で動き出したにもかかわらず進みながらも不安に苛まれ、ああだこうだと悩み続ける私をいつも支えてくれた夫へ。

 

 

あなたがいたから私はこうして中学生の頃からの夢を叶えられました。

 

 

本当にありがとう。

 

 

「項羽と劉邦」の物語が完結したばかりですが実はすでに次の作品の執筆に取り掛かっています。

 

 

次の作品もまた私が長年温めてきたネタであり、私にとっての目標です。

 

 

世に出るのは早くても1年後くらいでしょうか……。

 

 

この作品が世に出る頃にはまた私も何かあるのかな……?

 

 

何かあったとしても物語の性質からしてきっと自分も家族も友達も読者の皆様も大きく飛躍させる作品になるはずです。

 

 

こちらの作品も楽しみにしていてください!

 

 

長い間これまで私の「項羽と劉邦」を大切にしてくださった皆様、本当にありがとうございます!

 

 

今後ともよろしくお願いします。