閑話休題 時に思いを寄せてみる  | ヘアーシップのブログ hairSHIPreborn blog

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江東区北砂 砂町銀座入り口の愉快な美容室です

みなさんこんにちわ ヘアーシップ 相澤です。

今回は髪の毛とは関係のない話です。




BGMをつけてみました。読み始める前に是非クリック再生お願いします。






みなさんは 自分のルーツが気になったことがあるでしょうか?




僕は父が末っ子だということもあり、小学生高学年頃には祖父祖母4人共他界してしまいましたのでほとんどジジババ孝行はできませんでした。


2年ほど前に父が生死をさまよう大病(急性膵炎から多臓器不全)をした時にこう感じました。






自分はいったいどこから来てどこにむかっているのか?






ふと思いつき両親や叔父叔母に聞いてみました。





そして手に入ったのがこちらです。



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図の下の方の五男 巻雄が僕の父です。





父はこの家系図を最近になって初めてみたそうです。

それまで自分は6人兄弟の末っ子だと思っていたそうです。

しかし実際は8人兄弟で上に姉が2人と兄が1人いて3人とも幼いころに亡くなっていました。
戦前戦中の時代では良くあることだったのでしょう。

父は一日外に出られなくなるほどショックだったようです。
末っ子では先に産まれた兄弟や親がしゃべらなければ知ることは出来ないですから、、、、







右上に記されているこの家系図を作った昭治叔父さんも数年前に他界しました。






この家系図でさかのぼれるのは
左上のユイさん 天保8年(1837年)の176年前までです




わかりやすいように赤丸をつけてみましたが、
176年の間でこの15人がいなければ、今の僕はいないわけです。

さらに母方の約15人を足せば今の僕は176年で約30人から遺伝子を受け継いだ結晶になるわけです、、、、、







こうして歴史は蜘蛛の巣のように紡がれているのですね。









そしてさらに1枚の写真が出てきました。

それがこちらです


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母親方の家族写真です。



場所は群馬県 妙義山の麓にある 正法寺




一番左に写っているのが、僕のじいちゃんだそうです。





撮影されたのは昭和3年(1928年) じぃちゃんが22歳の時のものだそうです。





写真自体が貴重な時代
家族写真が残っているのは奇跡に近いそうです。






美容師という職業ながら見てしまうのですが、
この時代 皆まだ着物を着ています。そして女性の髪型はまだ結われています。

1世代前の写真とは思えないですよね。







そして真ん中にいるのが、ひいじいちゃんとひいばぁちゃん。


僕はこの歳になって初めてじぃちゃん、ひいじいちゃんひいばあちゃんと対面した気分になりました。


ここでもまたこの3人がいなければ僕は今ここにいなかったことになります。





この22歳のじいちゃんは群馬県の富岡市で大きな商店の番頭をやっていたそうです。

しかし戦争ですべて国に取られ故郷の松井田町で本屋を営んでいました。


そして僕が生まれる3年前に胃がん(65歳)でこの世を去ったそうです。




じいちゃんは東京に行ってくると家族に言って治療をうけていたそうです。
兄や姉達はしっていましたが若かった母親には亡くなるまですべて内緒にされていたそうです。





この写真に写っている人達。
現在も生きているのは右下で抱かれている赤ちゃんだけだそうです。

もう痴呆が入ってきており、この写真もやっと誰が写っているのかがわかったそうです。




生きている人がいなくなると、写真って誰が写っているのかすらわからなくなってしまうのですね、、、、、





もし興味ある方がいたら急いだ方が良いです。
時代はどんどん流れてゆきます。









今回僕が思ったのは



日頃僕たちはくだらないことで、あーでもない、こーでもないと、なんとか日々の生活を送っています。




ご先祖様を思ってみたところで自分がわかるのは祖父 祖母まででしょう。




しかしはるか昔から脈々と受け継がれている家系図を見て思いを寄せた時





ひょっとして生きるっていうのは引き継ぐことなのでは?と思いました。




前の世代の人から受け取ったバトンを次の人達に渡す役目



そして願わくば、、、、




受け取ったバトンを少しだけ良くして受け継ぐ



人はどうやら必ず死ぬようです

しかしそのうちの誰か一人でもいなかったら自分が今ここにいなかった。



だから僕達も受け継いだバトンを次の世代に託す。
ただそれだけの存在。









そうそう 写真に写っている正法寺ですが、叔母が探した所まったく同じ様子のまま残されていて大変感動したそうです。


いつか僕も行ってみたいと思います。





美容師というのは技術職です。

僕達は技術が出来るようになると一人前になったような気になります。

しかしその技術というのは絶対に誰かに教わったはずなんです。

脈々と受け継がれてきたはずです。


その技術を少しだけ良くして次の世代に伝えていく




ふっと心が軽くなりました。

















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