先週、5月15日に、白神山地のガイド研修があったので取材しに行ってきました。
外部からの講師を招き、山でのリスクマネジメントや、実際に山でケガ人が出たときの対処方法などを学んでいました。
白神山地を案内するために、お客様に安全と安心を与えるために、白神山地のガイドたちはこうした研修を受けたり、山の知識を仕入れたりと、努力を重ねているのです。
まずは山でのリスクマネジメントとはどういうことなのか講義を受けました。危険を回避するだけではなく、危険といかに上手に付き合うかがテーマでした。
そしてその後は、山まで行って実技。仮にケガ人が出てしまったとき、どのように救出し下山するのかなど、ロープを使っての実技でした。
どんなに熟練のガイドであっても研修をしっかり受け、いざというときのために備えます。
ロープを張って斜面を登ったり下ったりする実技です。ロープの結び方がポイントになってきます。移動しやすく、なおかつ滑ったときにしっかりブレーキがかかる結び方があるのです。
続いてはケガ人にロープをつけて、斜面を下ったり登ったりする実技。体重のかけ方などのコツを教えてくれました。
これは、ケガ人を1人で斜面から救助する実技です。ロープを大きな木に巻きつけ、一方の端を自分にくくりつけ、もう一方の端を引っ張って自らを引き上げています。こりゃ大変だ。
実際に救助されてみました。救助される側はこのような光景を見ることになるんですね。
このような、けっこうハードな研修を受けて、白神山地のガイドたちはお客様をお待ちしております。