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易経の旅その23 山水蒙(さんすいもう) 初爻変(しょこうへん)
本卦 上卦 (陽陰陰) 山 下卦 (陰陽陰) 水
伏卦 上卦 (陽陰陰) 山 下卦 (陰陽陽) 沢 下から一番目(初爻)が陰→陽
卦の名前は、山沢損(さんたくそん)
左: 伏卦(山沢損) 右: 本卦(山水蒙)
卦辞 発蒙。利用刑人。用説桎梏。以往吝。
もうをはっす。もってひとをけいするによろし。もってしつこくをとく。もってゆけばりん。
説明文 わけわからん者を教えるには、まず事の善悪から教えなくては始まらない。
厳しく教えるが、厳しいだけでは立ち行かない。教える者は愛と尊敬を持ち、人として社会で生きるための桎梏、人としての尊厳を教えて行かなくてはならない。
厳しいばかりでは、相手は反抗的になり、教えたことが活きない結果となる。
※桎梏(しつこく)は、手枷足枷の事で、ここでは社会の規範、刑罰、常識などの意味。
桜の季節に、この易卦の紹介が出来るのは、正にJust timing、易で言う時中(じちゅう)です。
もうすぐ、入学式です。
この卦の主たる人物像は、わけわからん幼いこどもです。
小学校1年生。小さな身体に、新品のランドセルとちょっと大きめな学帽。
本人も親も、晴れがましさと緊張感をみなぎらせて、列に並びます。
優しい感じの担任の先生と教室に入ってご挨拶。
自分の席が決まり、みんなちょっと「ホッ」とします。
そして、いきなり喋りだす者、席を立ってフラフラする者、緊張のあまりトイレを我慢する者、中には失禁する者も、etc.etc.
ここからてんでんばらばらな状態のクラスがスタートします。
先生は、この1年生たちに授業中は席に座って、授業に集中する事を教えるところから始めなくてなりません。
厳しすぎれば、反抗して先生の言う事を聞かなくなります。
気を長く持って、焦らずじっくりと教える事が出来るベテランの先生が、1年生の担任になる事が多いのはうなづける話です。
この山水蒙の「蒙」の意味は、朦朧(もうろう)としていて、先が見えない。
この先が、どうなるのか、山のものとも海のものともつかない状態で、始終方向先が変わると言うことを表しています。
別な言い方をすれば、可能性に満ちあふれた状態です。
この時期は、非常に大切で、この時期に出会った人や物、出来事などが、大きな影響を残します。
ですから、この時期に、何を学び、何を感じ、何を選択するかで、人生の約6割の土台が造られます。
先生、家族などの周りの大人たちは、その事をキチンと手のひらに乗せて、こどもたちをサポートする責任があると、易卦は伝えています。
易は、時を指し示す道具です。
タイミングが、大事であると教えています。
易學、四柱推命、氣學、風水、占星術、タロット、手相などの手法は、あなたにとってはほんの少しのアドバイス、新しい視点になるかも知れません。
しかしその事を、試して手のひらに乗せるのは、あなたなのです。
🌙高島 祀龍⭐
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