伝えるチカラ☆ | ナカガワさんちの発酵ごはん  /Chez Nouille(シェヌイユ)/発酵料理/料理教室/ケータリング/大阪/豊中 

ナカガワさんちの発酵ごはん  /Chez Nouille(シェヌイユ)/発酵料理/料理教室/ケータリング/大阪/豊中 

◇大阪・北摂・豊中にて発酵料理家として発酵教室・料理教室【ナカガワさんちの発酵ごはん】
◇ケータリングお弁当、発酵調味料などの販売
「Chez Nouille(シェヌイユ)」のブログ

雪の華山荘での滞在中の食事の仕度がとても印象深く、あの時からとても大切な
これはきちんとカタチにしなければ
という思いが沸々とわきあがってきています。

料理教室歴40年のまりさんとの食事の仕度は、レシピうんぬんだけではなく
食材をいかに無駄にせずに使い切るか。
普段の食事をちょっと贅沢にしてくれる食材ですが、保存方法を間違えるとすぐに駄目にしてしまい
結局無駄にしてしまうこともしばしば。




大葉や木の芽やハーブの保存方法
きちんと保存すると一ヶ月は平気でもちます。



揚げ物の油だって空気をきちんと追い出す作業をしておくことが大切。
終わったあとの一手間で油のもちがとてもよくなります。






料理のレシピだけではなく、道具の手入れの仕方や、道具の選び方
贅沢と無駄の違い
そんな日々の台所仕事の理を何気ないまりさんのひと言ひと言から学びました。





理(ことわり)を料(はかる)と書いて料理と読むこと。
まりさんと食事の仕度をしながらそんな言葉を思い出していました。



大阪市内に住みながら、月に何度か高島に通いながらすこしづつ育ててきた雪の華山荘。
そこでの生活でミツバチの習性だったり、ハーブや野菜や自然のことを
季節とともに過ごしながらたくさん学んだそうです。




朝、ベランダで目を閉じているウグイスを見つけてみんなびっくり。


ですが。。。
慌てず騒がず、水を用意してうぐいすの口ばしに水を入れるまりさん。
なんと、空が映った窓ガラスに激突して失神する小鳥はこの子だけではないそうです。






水をあげると意識を取り戻したウグイスに皆でほっとしましたよ~
実は結構長い時間意識を取り戻してくれなかったの。




気づけばカメラを構えたニンゲンに囲まれたウグイス。
状況が飲み込めていないのか、まだ頭がぐらぐらするのか、フリーズしていました(笑)




山荘のお話を聞くのもとても楽しい時間でした。
巻きストーブのおこし方から、その灰を利用しての山菜の灰汁抜きのしかたから
ずっとずっと聞いていたいくらい。



本来はおばあちゃんや、お母さんから教わることかもしれません。



「バブル時代の恩恵と弊害はどうしようも無かったのよ」


共働きで家事に育児に仕事にと忙しい母世代にとって
冷凍食品やレトルト食品、顆粒出汁は毎日ごはんの救世主だったと思います。




日々の暮らしのことをきちんと次の世代に伝えること
伝えるチカラがとても大切だ
と、強く思いました。



なんて思っていたら翌日一日遅れで山荘に来られた美栄子さん。
まさにカタチにされた方でしたッ


自然療法機構(NaO)の「わたしの一本草」というこちらの本。


怪我をしたとき、お腹がいたくなったとき
おばあちゃんが庭の薬草や台所の食材などで治してくれた日々の暮らしの知恵


代々受け継がれてきたことが今途切れようとしていることに危惧し
東北のおばあちゃんやおじいちゃんに話を訊きにいき
一冊の本にまとめられたそうです。



思ったことがもうカタチになっていたこの衝撃ッ
鳥肌さえたちました。


そして外科医でありながら
「なるべく外科医のいらない世界になって欲しいだよね」
と、病気になるべくならない為に、身体だけではなく心も大切と個人から企業のケアをされているメディカルアンドナレッジカンパニーのマサさん。



ご一緒させていただいた方もみなそれぞれレイキや読書セラピストやヒーリングをされている方など、身体だけでなく心をケアされている方ばかり。
とても興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。




ああ。
なんて3日間やったのでしょう。
伝えることをカタチにする
の、前に私の頭の中をカタチにしなければ。。。。



ナヲ