さて、前回、日々いろいろなとがあって…というようなことを書きました。
どのようなことがあったか、勝手に振り返ってみましょう。
(もう今年も終わりですね…。)
このブログでは、私の身に起きたポジティブなことを書いていきたいと思います。
今年は随分と博士課程の論文に時間を割きました。
芸大の博士課程を修了するためには4月から在籍しないと修了できないというシステムのため、芸大には4月から一応復学という形をとっていました。
でも、やはりドイツの生活はとても魅力的ですし、せっかく慣れてきたのにこちらを休学して日本に戻って論文に専念する…には、なんだかもったいない気がして、
「ミュンヘンにいながら論文を書き、同時にピアノも疎かにせず、芸大にも復学をしている」というとても複雑で、大変な方法をとることにしました。
それなので、10月の論文提出期限までは、ピアノと論文、週一2時間のレッスン、という日々のスケジュールをどのように回していくか…これが課題てありました。
夏は随分と論文に時間を割きました。
ちなみに、私の研究論文のテーマは「G.リゲティ<ピアノのための練習曲>全18曲における演奏法」です。
簡単に乱暴に一言でまとめると、この難曲群は難曲といえども魅力が溢れており、それらをいかに簡単にとらえるか…(一言ではまとめられない!)という内容です。。。
先行研究で、作曲学的な視点で研究されている方はたくさんいらっしゃいますが、具体的に演奏法を示している研究はほとんど見当たらなかったので、ネタがかぶる…とか、先行研究を否定又は肯定してさらに説得力のある新鮮な意見を提示しなければならない…というような束縛は感じず、有る程度はわりと、自由に進めることができたと思います。
おかげさまで、なんとか提示期限までには書け、無事提示することができました。
あとは教授方々がこの論文を読んでくださり、審査を待つ…
そして、来年2月21日、18:30より芸大内奏楽堂で、最終学位実技審査があり、そこで演奏をし、その後教授たちとの口頭試問を行い、最終審査を待つ…
という流れになっています。
この最終学位実技審査は一般公開で、無料です。
プログラムはリゲティの練習曲の他に、シューマンの交響的練習曲、ブラームスのパガニーニの主題による変奏曲、リゲティのホルンとヴァイオリンとピアノのためのトリオ-ブラームスへのオマージュ-
を演奏致します。
どうぞ、皆々様、ぜひ足をお運びいただきまして、叱咤激励などいただけてら、と思います。
芸大での演奏はこれが最後となります。
…そんなこんなで、10月まではピアノと、この論文で日々が過ぎて行きました。
しかし、やはりドイツでの生活は充実しており、7月には、バイロイト音楽祭のリハーサルに招待され、ステージ上で観劇することができました。
ステージ上からはオーケストラピットの中もよく見え、素晴らしい、本当に本当に素晴らしいオーケストラの演奏を聴くことができました。
演出がモダン過ぎて、ステージは残念ながらあまり理解できませんでした。
ヨーロッパでこのようなモダンの演出が成されるということが、私にはよく理解できません。
リハーサルでは見られませんでしたが、本公演では観客からもずいぶんブーイングが飛んだというエピソードも後から聞きました。
ということは、ヨーロッパの人達もこの演出を好んでいるというわけではなさそう…
ではなぜ?!
私はオーソドックスな演出の舞台を期待していました。
でも、普段ピアニストにはあまり縁がないワーグナーの音楽を一流の中の一流プレーヤーたちによる演奏で聴けたのはこの夏一番の贅沢でした!
それでは今日はこの辺で…
10月以降に起きた出来事についてはまた次回書きたいと思います!
よい週末を(^^)
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どのようなことがあったか、勝手に振り返ってみましょう。
(もう今年も終わりですね…。)
このブログでは、私の身に起きたポジティブなことを書いていきたいと思います。
今年は随分と博士課程の論文に時間を割きました。
芸大の博士課程を修了するためには4月から在籍しないと修了できないというシステムのため、芸大には4月から一応復学という形をとっていました。
でも、やはりドイツの生活はとても魅力的ですし、せっかく慣れてきたのにこちらを休学して日本に戻って論文に専念する…には、なんだかもったいない気がして、
「ミュンヘンにいながら論文を書き、同時にピアノも疎かにせず、芸大にも復学をしている」というとても複雑で、大変な方法をとることにしました。
それなので、10月の論文提出期限までは、ピアノと論文、週一2時間のレッスン、という日々のスケジュールをどのように回していくか…これが課題てありました。
夏は随分と論文に時間を割きました。
ちなみに、私の研究論文のテーマは「G.リゲティ<ピアノのための練習曲>全18曲における演奏法」です。
簡単に乱暴に一言でまとめると、この難曲群は難曲といえども魅力が溢れており、それらをいかに簡単にとらえるか…(一言ではまとめられない!)という内容です。。。
先行研究で、作曲学的な視点で研究されている方はたくさんいらっしゃいますが、具体的に演奏法を示している研究はほとんど見当たらなかったので、ネタがかぶる…とか、先行研究を否定又は肯定してさらに説得力のある新鮮な意見を提示しなければならない…というような束縛は感じず、有る程度はわりと、自由に進めることができたと思います。
おかげさまで、なんとか提示期限までには書け、無事提示することができました。
あとは教授方々がこの論文を読んでくださり、審査を待つ…
そして、来年2月21日、18:30より芸大内奏楽堂で、最終学位実技審査があり、そこで演奏をし、その後教授たちとの口頭試問を行い、最終審査を待つ…
という流れになっています。
この最終学位実技審査は一般公開で、無料です。
プログラムはリゲティの練習曲の他に、シューマンの交響的練習曲、ブラームスのパガニーニの主題による変奏曲、リゲティのホルンとヴァイオリンとピアノのためのトリオ-ブラームスへのオマージュ-
を演奏致します。
どうぞ、皆々様、ぜひ足をお運びいただきまして、叱咤激励などいただけてら、と思います。
芸大での演奏はこれが最後となります。
…そんなこんなで、10月まではピアノと、この論文で日々が過ぎて行きました。
しかし、やはりドイツでの生活は充実しており、7月には、バイロイト音楽祭のリハーサルに招待され、ステージ上で観劇することができました。
ステージ上からはオーケストラピットの中もよく見え、素晴らしい、本当に本当に素晴らしいオーケストラの演奏を聴くことができました。
演出がモダン過ぎて、ステージは残念ながらあまり理解できませんでした。
ヨーロッパでこのようなモダンの演出が成されるということが、私にはよく理解できません。
リハーサルでは見られませんでしたが、本公演では観客からもずいぶんブーイングが飛んだというエピソードも後から聞きました。
ということは、ヨーロッパの人達もこの演出を好んでいるというわけではなさそう…
ではなぜ?!
私はオーソドックスな演出の舞台を期待していました。
でも、普段ピアニストにはあまり縁がないワーグナーの音楽を一流の中の一流プレーヤーたちによる演奏で聴けたのはこの夏一番の贅沢でした!
それでは今日はこの辺で…
10月以降に起きた出来事についてはまた次回書きたいと思います!
よい週末を(^^)
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