女優の朝丘雪路さん(本名・加藤雪会)が、4月27日に82歳で死去していたことが報じられたことを受け、夫で俳優の津川雅彦さん(78)が20日、都内で緊急会見を行いました。


1973年に不倫略奪愛を乗り越えて結婚して以来、約45年間にわたって連れ添った朝丘さんとの別れに「大丈夫じゃないね」と涙ぐみ声を詰まらせました。

鼻にチューブを入れた状態で会見場に現れた津川雅彦は
「大丈夫じゃないね。
こんな格好をしていて大丈夫だって言ったら、嘘になるでしょ。
すべてにね、感謝しています。
すみませんが、病気の状態のことはなるべくしゃべらないで、勘弁願えますか。
アルツハイマーになったんですね。
もう4~5年になるのかな、だんだん深くなっていく…。」
と語りました。


「津川さんのことはわかっていた?」
との質問を受けると
「僕のこともねだんだん…、それ以上の深い話は勘弁してください。」
亡くなる数ヶ月前に交わした会話について
「それも俺とわかっていてしゃべったかどうか…。僕を見て『あら』っていう感じでね。
ないですね。
診断書を書いてもらった時にアルツハイマー認知症と書かれて、それ以外ありませんでした。」と明かしました。

自身も体調が悪いなかで朝丘さんを看取り、
「僕が先に死んで彼女を残すよりはいい結果になった。
あらゆることすべてに感謝ですね。
娘を産んでくれたこと、(自身の事業の経営難で)家を売ってくれたこと、僕より先に死んでくれたことも含めて感謝だらけ。
悔いはいっぱいある、思い出せないくらい。」と、肩を落としました。


津川雅彦さんは、1940年1月2日生まれの「底宿」です。

「底宿」は十二宮の中では、美意識が強くバランス感覚に優れた「秤宮」に三足、革新的で執着心の強い「蠍宮」に一足属しており、この2つの宮の影響を受ける宿です。
十惑星では、美を象微し、洗練された品位と創造性を示す「金星」と、情熱と復活の底力を表す「冥王星」の影響を受けています。

インドでは行動の成就を意味し、正義と公平を司るインドラーグーニー神を象徴している「底宿」は、人体では臆、すなわち胸下のお腹の近くを示します。

そんな「底宿」生まれは、旺盛なスタミナと際立つ風格が備わった、「人気運」と「物質運」の強い宿です。


エネルギッシュで愛嬌豊かな「底宿」は、精神的にも肉体的にもとても強靭な人。
表向きは優しく穏やかですが、どんな逆境にも耐え抜く、強い意志とチャレンジ精神を持っています。

荒々しい内面を隠し持つ「底宿」は、極めて強いパワーを秘めていて、大きな野心を内に秘めながら必ず目標を達成し、現実的な成功を手に入れることが出来るでしょう。
物欲も強く、欲しいと思ったものを手に入れる為ならば狡猾な手段に出ることも厭わず、それも人目を気にせずに堂々と、そして素早く射止める手腕を持っています。


意外に疑り深く、常に目配りを利かせていないと不安になる一面があるものの、生まれつきの愛想の良さもあって、むやみに人に警戒心を抱かせることはありません。

基本的には平和主義者ですが、相手に裏切られると一転し、復讐心に燃える執念深いところもあります。


朝丘さんは1952年に宝塚歌劇団に入団し、月組の娘役として活躍。
55年に退団後は、女優や歌手、タレントとして活動の場を広げ、NHK紅白歌合戦には57年の初出場を皮切りに10回出場。
60年代には日本テレビ系深夜番組『11PM』で司会・大橋巨泉さんのアシスタントを務めて人気を集めます。
2011年に旭日小綬章を受章しました。