劇団四季創立メンバーの一人で、演出家で元劇団代表の浅利慶太氏が13日午後5時33分、悪性リンパ腫により、都内病院で亡くなっていたことがわかりました。
85歳でした。
葬儀は親族のみで執り行い、後日お別れの会を開く予定です。
浅利慶太氏は、劇団四季のほぼ全作品のプロデュースや演出を手がけたほか、1998年には、長野冬季オリンピック開閉会式のプロデュース・演出も務めました。



浅利慶太氏は、1933年3月16日生まれの「箕宿」です。
「箕宿」は、十二宮の中では、旺盛な知識欲と行動力を備えた「弓宮」の影響を最も強く受ける宿です。
十惑星では、拡大と繁栄を象微する「木星」の影響を受けて、何者にも縛られない自由な心を持って、ひるむことなく大胆に行動していく勢いを常に持ち合わせています。

東方を守る聖獣青竜の尾にあたる「箕宿」は、射手座の4星で作る星座ですが、半人半馬の怪物でありながら賢者でもあるケイローンであり、ギリシャ神話には無くてはならない配役です。
同時に、音楽、医学、予言、武術、馬術、医術と、学問分野を超えたあらゆる知恵の象徴でもあります。

そんな「箕宿」は、良き理解者に恵まれる「独立運」の持ち主です。


競争心、闘争心が旺盛な「箕宿」は、おおらかで細かいことにこだわらない人。
好き嫌いが激しく正直なので、「何か嫌だな」と思う気持ちは必ず表に出てしまいます。
徹底主義でドラスティックな感性を持ち、束縛を嫌ってのびのびと自由奔放に生きることを美徳としています。

退屈イコール死に値すると考えていた大航海時代の冒険家のように、いつでもスケールの大きな一大ロマンを追いかけています。
チャンスを見逃さない直観的センスに優れ、目標が定まるとなりふり構わず竜巻のように突進しますが、興味が無くなると飽きてしまうのも早いようで、済んでしまったことには全く興味がありません。
時に無神経で人を傷つけたり、逆にうっかりだまされることもありますが、反省はしても後悔はしないでしょう。


そんな「箕宿」の浅利慶太氏にとって今年は

『胎』の年
(2018/2/16~2019/2/4)ですが、

月運は現在『壊』
(7月13日~8月10日)

さらに、7月7日から7月13日は
「魔のウィーク」に当たっています。

つまり、浅利慶太氏の亡くなった7月13日は新月であり、月運が『危』から『壊』に移行し、
「魔のウィーク」最終日の『魔・壊』の日でした。
「魔のウイーク」の7日間には、騒ぎや揉め事、アクシデントなどが多く、宿命的なことが必然的に廻って来ます。
それらのトラブルは、これまでの負の蓄積が引き起しており、前世から持ち越してきた根深い因果が、浮き彫りになって現れます。

「魔のウイーク」に何かを始めたり、強引に何かを動かしたりすると、後悔することになるでしょう。
また、突発的な事故、急病、体調不良にも注意が必要です。



一つでも禍々しい『壊』の運勢に「魔のウィーク」が重なることによって、相乗効果でその牙を剥いて襲いかかって来ます。

運気は、重ねるほどにその意味を増します。
凶運も、重ねれば重ねるほど、その破壊力を増すのです。

凶運であったとしても、その日が凶運であると認識することによって、その凶運は緩和されるでしょう。



宿曜占星術では、年運二割、月運三割、日運五割のトータルのスコアで、その日の運勢を読みときます。

例え、年運と月運が最高であったとしても、日運に一番重きを置いていますので、油断は禁物です。

逆に言えば、年運が悪くとも、月運、日運さえ良い日を選ぶことによって、八割の運気を得ることが出来るのです。



浅利氏は慶應義塾大学文学部仏文学科在学中の1953年に、日下武史(故人)ら10名で劇団四季を創立。
以来、劇団代表、演出家として、ストレートプレイからミュージカルまで、ほぼ全作品のプロデュースや演出を手掛けました。

「ウェストサイド物語」、「コーラスライン」、「ライオンキング」などの海外作品翻訳上演、「夢から醒めた夢」、「ユタと不思議な仲間たち」、「昭和の歴史三部作(「ミュージカル李香蘭」/「ミュージカル異国の丘」/「ミュージカル南十字星」)」等のオリジナルミュージカルを手掛け、日本にミュージカル文化を定着させます。


また、1983年初演の「キャッツ」では、日本初となるロングラン公演を成功させるなど、日本演劇の興行形態に革新をもたらしました。

2014年に劇団代表職を退いてからは、活動の拠点を、現在の浅利演出事務所へと移し、「浅利慶太プロデュース公演」として、計12公演の演出を手掛けています。

慎んでご冥福をお祈りいたします。