ビジネス出張者に特化した民泊プラットフォーム「TripBiz」リリースします。 | OWNDAYSの社長のブログ

ビジネス出張者に特化した民泊プラットフォーム「TripBiz」リリースします。

子会社のダイバージェント株式会社から
新しいサービス
 
 
ビジネス出張者に特化した民泊プラットフォーム
【TripBiz】(トリップ・ビズ)をリリースします。
 
プレスリリースはコチラ
 
 
このサービスを立ち上げようと思った経緯を簡単に書きます。
 
僕は最近の「不特定多数の外国人旅行客に対して、マンションなどの空き部屋を民泊として貸し出すことを目的とした民泊の規制緩和」には原則反対の立場です。
 
僕は出張などで、ほとんど家にいません。
自宅のマンションに帰れるのは一年間のうち3分の1くらいです。
なので一年間のうちの3分の2は
奥さんと5歳の息子が2人きりで生活をしてるわけです。
 
当然、僕は留守中の妻子の生活が不安なので高いお金を払って
なるべくセキュリティのしっかりしたマンションに
住むことを選択しています。
 
しかし、そんなマンションの隣室を誰かが購入し
多数の旅行客へ民泊として貸し出し
毎日のように、身元のわからない方達や
言葉の通じない外国の方たちが
ぞろぞろと出入りをしていたとしたら正直言って不安です。
 
確かにAirBnbはレーティングの仕組みや、身分証の登録などで
一定の身元確認は行われていて
安全はある程度は担保されているのかもしれませんが
それはあくまでも「貸借りを行っている当事者同士の話」であって
隣に毎日住んでいる我々には
なんらその情報は開示はされませんし
隣室に宿泊した外国人旅行客に何かしらの迷惑行為をされても
こちらにはそれを止めるすべもなければ、訴える先もわかりません。
 
仮に情報を開示してくれたとしても
こちらは別に隣室の民泊事業で収益を得てるわけでもなんでもないので
いちいちチェックをして
安全や住民組合のルールを管理するのも筋違いだと思いますし
もし「何か」が起こってしまってからでは
それこそ取り返しがつきません。
 
旅行客の方、特に外国から来られる方は
しっかりと消防や衛生などのチェックを受け
有人で管理されている宿泊を専門とした施設に泊まるのが
みんなにとって良いカタチなのではないかなと思います。
 
AirBnbnの理念にあるような
ホームステイなどで
家主の方が一緒に生活したまま
外国人の方との交流を目的とした民泊サービスは
良いと思います。
 
ただそれと、単に「収益を目的として空き部屋をただ貸し出すだけ」
の民泊サービスは明確に区切られるべきではないかなと思うわけです。
 
しかし一方で、増加する国内外の旅行客需要に対して
大都市圏では圧倒的に宿泊施設の供給は不足しており
ホテルや旅館の金額が異常な程高騰したり
宿泊する部屋そのものが取れない時期や地域があるという
問題が存在するのも事実です。
 
この状況に対して感情的に「嫌だ嫌だ。迷惑だ。」とばかり叫んでいても
この問題の解決には何ら意味がないと思います。
 
この民泊を取り巻く今の日本の状況に対して
どうするのが最適解なのだろうかとこの数年ずっと考えていました。
 
僕は仕事柄、出張先で他の企業の方や
自分の会社の社員と、福岡や大阪などで会うことが多いのですが
この数年、会うと必ず一言目には
「ホテル代高くなかった?」
「今日、ホテル全然とれなくない?」
が合言葉のようになっています。
 
ある時のこと。
その日も僕は福岡に出張していました。
その日のホテル代は博多の駅周辺でシングルルームで一泊2万円越え。
旧正月の旅行客増加加えて、有名アーティストのLIVEが重なったようで
市内のホテルはどこも満室状態だったようです。
 
一方で、博多駅周辺のマンションは
一ヶ月6万円で賃貸に出されていました。
しかもかなりの数です。空室だらけです。
 
この不均衡をどうにか解消できないかな?と思った時に
点と点が結びついて、このサービスを考えつきました。
 
この沢山空いてる部屋達を
「日本人のビジネスマンの出張者が使えばいいじゃないか」と。
 
国内の宿泊施設の利用者の割合を調べてみました。
すると企業の出張需要は国内の宿泊施設需要の30%にも及びます。
外国人旅行客の需要はまだわずかに10%以下程度です。
 
ならば、この日本企業の経済活動に伴う出張需要の部分で
市内の空き部屋を上手く活用することができれば
全国的に問題になっている宿泊施設の供給不足を
解消する一つの最適解になり得るのではないだろうかと
考えたわけです。
 
外国人旅行客は常にアチコチを移動します。
いくらその部屋が快適だったとしても
毎月、毎年、定期的にそこを利用するには
なかなか至りません。
 
しかし、企業の出張者であれば
利便性が良く、快適な部屋であれば
定期的にその部屋を活用することが期待できます。
現に僕は、毎月定期的に名古屋・大阪・福岡等へ
出張してもう10年近くも同じエリアで宿泊を
繰り返しています。
 
「我が家の隣に毎日、知らない外国人旅行客が宿泊しています」
 
という状況と
 
「我が家の隣に⚪️⚪️株式会社の⚪️⚪️さんが研修の為に宿泊しています」
 
では後者の方が周辺住民に対する
心理的な不安は大幅に解消できるのではないかなと考えました。
 
実は、宿泊費が高騰して
一番煽りを喰らっているのは
毎日のように出張者を出している日本企業
特に僕らのような中堅中小企業なのではないでしょうか?
 
現に、僕の会社では
出張時のホテル代が高すぎて
目的の仕事場所から、かなり離れた地域のホテルに宿泊したり
止むを得ず、早めに予定を切り上げ、日帰りで帰らせたり
ということが日常的に起きています。
 
 
 
 
「TripBiz」では企業が契約主体となり
空き部屋を一時社宅としてシェアする形で
活用できるプラットフォームとして立ち上げます。
 
登録して頂く企業サイドには
ホームーページや謄本、代表者の身分証明書などの
提出をしていただき、実在する企業かどうかをチェックします。
 
空き部屋を提供する側は
宿泊の予約が入った際に、その会社の情報と
宿泊者の氏名、利用目的を確認することができ
その上で、利用の可否を選択することが出来るようになります。
 
宿泊者は勿論、自分が所属する企業の名前で
その部屋に泊まっているので
騒音や他人の連れ込み、喫煙やゴミ出しなど
ハウスルールを違反し近隣に迷惑をかけた場合に
企業側にその旨を通知され、その後の利用ができなくなり
信用を喪失するリスクが発生します。
 
また利用を日本企業に限定する事で
言葉が通じないことが原因で起きる
コミュニケーション不足もかなりの部分で解消が見込めると思っています。
 
 
現在、サイトは全て出来上がり
サービスインに向かって顧問弁護士との細かい調整を行っています。
ただいま、このサービスに興味を持って頂けた方に向けて事前登録を
受け付けております。
 
この記事を読まれて
ちょっと面白そうじゃんと思われた方は是非。
 
TripBiz(トリップビズ)正式リリース予告特設サイト:http://TripBiz.com/lp

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