釣り1日目


今日から五日間の釣りが始まる。


普段やっている釣りで言うと5日は正直短い。


しかしここガイアナは程良い満足感が5日で得られるのだ。


今日はypと篠原さんを乗せてピラルクを狙いに行く。





前日仕掛けを夜なべして作ったのだが、リーダーガイドのマークに「この針はダメだ」とダメ出しをくらいやり直す羽目に。


せっかく作ったのにwwwwww


本日のガイドはニューヨーク。


なぜニューヨークかと言うとニューヨークとロゴの入った帽子を被っていたのでそう言うあだ名がついた。


寡黙で必要最低限の言葉しか発しないが発すると早口でまくし立てる。


何言ってるのかちょっと分からない。


「餌になるピーコックを二匹調達しろ」と言われ、3人で岩場のある浅瀬をルアーで探る。


何度もチャンスがあったのに船べりでバレたりしてなかなかキャッチする事が出来ない。


時間だけが過ぎる中、ypが土壇場で良型をゲットしピラルクが生息するラーゴへ向かう。




ラーゴとは川から隔離された湖の事で流れのない場所を好むピラルクはラーゴで釣るのだ。


しかしこの日は風が強くピラルクを探す事が非常に難しいものとなる。


ピラルクは肺呼吸の魚なので数分〜十数分に一度呼吸をしに水面に上がってくる。


それを見つけて餌となる魚やルアーを進行方向に投げて釣る。


1箇所目のポイントはラーゴがでか過ぎて何処にいるか全然分からず、あえなく移動することに。


途中、別のラーゴを確認しに行くと漁師が居てピラルクを密猟しているとニューヨークが言う。


漁は禁止のはずなんだがイリーガルな漁によってピラルクの数は激減傾向にある。


釣りもすんなよって言われると耳が痛い話なのだが。。。。


気を取り直し別のラーゴへ向かった。


何度か来た事のあるラーゴでそこもまあまあでかい。


30分ほどピラルクが呼吸のため出てくるのを待っていると背びれから尻尾が見えた。


慌てて投げるがバックラッシュ!!


皆んなの視線がめちゃくちゃ痛いwww


もう一本の竿をすかさず投げ入れるもピラニアの猛攻に会い直ぐにエサがなくなってしまう。


ピラルク釣りが始まって数時間、僕は既に飽きていた。


「早く帰りてー」と思った矢先真後ろでピラルクが浮上した。


すかさず餌を投げ込むとピラニアでは無いピラルク特有の悠々とした引きを感じる。


ついに来たか!


一呼吸置き、合わせを入れると重い引きが竿に伝わって来た。


まあまあいいサイズだ。


ピラルクを釣る事が夢だった篠原さんにバトンタッチしファイトが開始された。





ファイトする事15分、観念したピラルクは浅瀬に寄ってくる。


篠原さんは震えていた。





俺まで嬉しくなる記憶に残る一匹だった。


ロッジに帰り寛いでいると左足に違和感を感じる。


足を見ると像のように腫れてるじゃねーか!!!



と言うか足汚ねえwww


皆は面白がって痛風やら感染症だといい加減な事を言う。


痛風を体験した事のない俺は痛いには痛いが我慢できない程では無い痛みに困惑する。


以前にもロシア釣行で虫に刺され、同じような症状になった事があった。


今回は虫じゃない気がする。


機内の中から足が浮腫んでいたし、渡航1週間前から熱っぽくて結構しんどかったし、ひょっとして体調不良の蓄積が足にきたんじゃ無いかとさえ思った。


絶対痛風じゃない(震)


とりあえず抗生物質を片桐に貰いロキソニンと一緒に飲んでその後ビールとラムを酔っ払うまで呑んで寝た。