2023年、秋の終わり

ワンマンライブします。

未だ、自分がそんな大それたことをするということに疑心しかない。

自分の半生を振り返れば、いつもいつだって逃げてばかりきた。

自信のないこと、実力の伴わないことを盾にして、向き合わずに見て見ぬふりを貫いてきた。

それでも【ひと】に恵まれて、大事な【ひと】に支えられて確実に現在がある。

バンドから離れて、鎧を脱いでみて、独りよがりな寂しさから解放されてきた。

それも【ひと】の言葉や、背中や、愛が優しく溶かしてくれた。

たくさんの憧れてやまない仲間たちの活動をSNSから探偵ばりに漁りながら、自分にも、自分なりに節目になることは出来るのだろうか?

いつからかそんなことをチラチラとよぎるようになってきた。

でも、想像すると、想像してみると、怖くて出来ないよなぁ、おれなんてそんな立場じゃないよなと。想像が勝る。

数少ないお客さん(心から泣けるほど感謝してる)の表情、歌わせてくれるライブハウス(書きながら泣けてくる)のステージ、諦めずに背中を押してくれるスタッフの方々、人生を賭けて誇れる大事な大事な大事なともだち。

おや、ポジティブなイメージも出来るようになってきたじゃないか。

ほら、向き合ってみていいじゃないか。

おれの生きかたも捨てたもんじゃない。

だって、あなたに会えたもの。

大切な一日にします。

お付き合いください。

1月29日から手売りチケット販売開始します。

会いたいです。

なので、あいにいきます。


photo:川島彩水



vo.gt 柴田博