シルバーバックの会 公認ブログ

シルバーバックの会 公認ブログ

長野県上田市に拠点を置く男性介護者支援団体《シルバーバックの会》の活動や、地域の四季折々の美しい風景を綴ります。

Amebaでブログを始めよう!
皆様、こんばんは。

時の経つのは早いもので、このブログを開設してから丸1年。そしてシルバーバックの会の運営に(一応)携わるようになってから、今秋で丸2年となります。
当時と今を比較して変わった事と言えば、勤務先での人事異動と介護福祉士の国試に合格した位でしょうかタラー

さて、当会と出会ったそもそものきっかけは、上田市西部公民館広報の講演会情報でした。日々の業務を通じて、男性介護者の比率が高い事は実感しており、具体的にどのような支援や活動をしているのか興味を抱いた私は、好奇心の赴くままに門を叩きました。
そしてこの時、自分を突き動かす原動力となったもう一つの思いが。それは、ある利用者さんを在宅で介護する息子さんのこと。独身かつフルタイム勤務の上、ご家族の介護をも担うこの男性。周囲から「在宅での介護は限界」と忠告されても、頑なに入所を拒むその想いとは何なのか?人知れず疑問を抱いていました。
そんな疑問が氷解したのは、昨年9月の全国ネットワーク交流会・リレートークでの一幕。当会の某男性会員が「“結婚できなかった”という後ろめたさが自分を親の介護にのめり込ませている」と発言されたことです。全てのケースに当てはまる訳ではありませんが、ふとその息子さんの顔が思い浮かび、妙に納得している自分がそこにいました。尚、その利用者さんは諸般の事情により現在は利用を休止され、息子さんとの接点はありませんが、この地域で元気に暮らしている事を切に願っています。

前述の勇気ある告白により、私の長年の疑問は解消されましたが、恐らく同じ思いを抱く男性介護者は他にも存在していることでしょう。彼らが本当に望む支援とは何なのか?男性介護者を含めた“介護者支援”とは?当事者(要介護者)の存在はどう考慮すべきか?等と、様々な思いや疑問が胸に去来しています。恐らく正しい答えなど何処にもないのでしょうが、今はより良い道を模索し続ける事だけが、自分に出来る唯一の方法なのかもしれません。

猫おまけ猫
何も模索していない我が家のシルバーバック、アメリカンショートヘア・シルバータビー 華(4歳♀)の図。