「慶雲昌光」、~ 2015年 ~ 新年のご挨拶として | SILVER RIBBON / シルバーリボン公式ブログ

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シルバーリボン運動のあれこれをご紹介します。。

 皆さま、新年明けましておめでとうございます。

 2014年はあっという間に過ぎ去ったように感じておりますが、そんな中にも色々な方々と出会い、つながることができました。

 シルバーリボンという活動を通じて、ご縁あって生まれた出会いやつながり、それらは本年も引き続き大切にしてまいりたいと考えております。


 少し話がそれますが、近年は精神障害を抱える方の一般企業への就労件数が飛躍的に増加してきております。厚生労働省(ハローワーク)も精神障害者の就労支援に力を入れていることや、現場の支援者の方のご尽力も影響しているように思います。

 しかしながら、そのような状況を知らなかったり、感じられないという当事者の方も、まだまだ多くいらっしゃるものと思います。それはすなわち、そのような状況と接点がなかったり、恩恵を受けていない当事者の方が多数存在していることの裏返しであるように思います。

 また、精神疾患に対する理解に乏しかったり、精神疾患を抱える当事者の方との関わり方が分からないといった企業も、まだまだ多く存在しているように思います。

 上述した事も踏まえながら、私たちシルバーリボンは「脳や心に起因する疾患(障がい)への理解ある社会の実現を目指す」との理念のもと、啓発活動の必要性をしかと受け止め、それに関するアクションを展開しながら、2015年は精神障害を抱える方の就労支援にも関わってまいりたいと考えております。

 就労(働く)という行為をサポートさせていただきながら、精神障害を抱える方の自己実現やQOLの向上に少しでもお役立てできたら幸いでございます。


 2015年もシルバーリボン運動を、何とぞ宜しくお願い申し上げます。


 ※タイトルの「慶雲昌光」とは、雲間から光(太陽)が差し込み、とてもめでたい様子を表した四字熟語となります。シルバーリボン運動のシンボルカラーがシルバー(銀色)となったのは、「どんよりした雲の隙間から差し込む来光が希望を含んでいるようで、その来光は銀色に輝いて見える。」との理由から、発起人のジーン・リーシティーさんが定めました。 http://www.silverribbon.jp/about.php そのように「慶雲昌光」とシルバーリボン運動の「シルバー」は通じるものがあると考え、毎年新年のご挨拶には、この言葉を使用しております。